アルプスSABO NEWS

Date:
2014/2/20
平成25年度(第16回)松本砂防事務所工事安全対策研究発表会を開催しました!
 平成26年2月5日(水)、大町市の大北農協会館アプロードにおいて平成25年度(第16回)松本砂防事務所工事安全対策研究発表会を開催しました。

 この工事安全対策研究発表会は、平成8年12月6日に発生した蒲原沢土石流災害を教訓とし、この災害を風化させない決意のもと、関係機関のご協力をいただき、現場技術者による現場技術者のための「工事安全研究発表会」を平成10年12月に開催してから、今年で16回目となります。

 第1回から第15回までの応募論文総数は497編、発表論文は106編となり、近年は松本砂防事務所だけでなく、長野県、新潟県の砂防工事現場からの応募もあり、この研究発表会を通じて砂防工事における安全対策について積極的な創意工夫や安全管理おける改善や情報共有が図られてきました。
 今年は国の直轄工事28編のほか長野県の砂防工事から2編の計30編の論文が集まり、代表して6人の方に発表していただきました。また、会場では、工事の安全に関するポスターセッション展示も同時に行い、創意工夫した10件の安全対策事例を紹介しました。
 今回の発表会には、工事関係者や工事を発注する行政機関を中心に約220名の方が参加し、砂防工事の安全に対する取り組みや工夫などを熱心に聞いていただきました。

 安全対策への真摯な取り組みは、思いがけない事故の防止や災害による被害の軽減のために必要不可欠なものです。この研究発表会は、日頃の努力を結集する場であり、また全国に発信できる安全技術の研鑽(けんさん)の場でもあります。
 今後もこの
工事安全対策研究発表会を通じて、さらに工事の安全に努め、より良い社会資本整備に努めていくための活動を継続していくこととしています。
 
なお、本発表会で表彰された方は以下のとおりです。

◆論文の部

(最優秀賞)
 「湯ノ入沢砂防堰堤改築その2工事における安全対策について」   姫川・落田JV    勝野 幸男氏


(優秀賞)
「葛葉山腹工法面工その5工事における安全対策について」      ()守谷商会    綿貫 明氏

「日向山第2号床固工その2工事における安全対策について」     ()傳刀組     仁科 行博氏

(入選)
「湯川上流法面工その3工事における安全対策について」        金多屋建設(株)  勝山 俊郎氏
「大河地すべり対策工事における安全対策について」           (株)守谷商会     山岸 英二氏
「釜ヶ渕排水トンネル工事における冬期安全対策について」       ()岡谷組      高橋 秀氏

(奨励賞)
「金山沢渓岸工その4工事における安全対策について」          ()傳刀組       老野 裕介氏

「猿倉砂防堰堤その2工事における安全対策について」           ()相模組      宮尾 俊夫氏
「白沢砂防えん堤スリット化工事(乳川谷)における安全対策について」  ()長屋組     山田 晃弘氏

◆ポスターセッションの部
(優秀賞)
湯川上流法面工その3工事における安全対策について         金多屋建設()   勝山 俊郎氏
金山沢渓岸工その4工事における安全対策について             ()傳刀組        老野 裕介氏
葛葉山腹工法面工その5工事における安全対策について        ()守谷商会     綿貫 明氏

 受賞されました皆様、おめでとうございました。

工事安全対策研究発表会
ポスターセッション展示
表彰式
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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