アルプスSABO NEWS

Date:
2013/11/28
「2013 火山砂防フォーラム」で焼岳について発表しました
 平成25年11年25日(月)13:00~17:30にかけて福島県北塩原村において『2013火山砂防フォーラム』が開催され、当事務所での「焼岳火山対応訓練」についての取り組みをポスター発表しました。
 会場の福島県北塩原村は磐梯山麓に位置し、磐梯山は過去、水蒸気爆発に伴い山体崩壊、岩なだれが発生した火山として国内外に広く知られています。
 時間の経過とともに噴火経験を有する人材は絶え、災害経験・記憶の伝承とともに警戒意識の醸成が、地域の火山防災上の課題のひとつとなっています。また、福島県内では磐梯山に加え、吾妻山・安達太良山と3つ活火山が近接し、いずれかの火山が噴火という事態を迎えた場合、防災・観光の両面で影響を及ぼしあうことも考えられる状況にもあります。2013火山砂防フォーラムは、このような地域の特性をふまえ、火山防災上の課題について地域のみなさんと一緒に考えていくとともに、活火山の隣接する地域における今後の対策のあり方をテーマに意見交換を行うために開催されました。
  フォーラムでは、緊急報告として、今年10月の台風26号の影響で東京都大島町では台風によってもたらされた短時間記録的降雨により、大規模な土石流が発生、深夜の集落を襲った災害の発生を受け、「大島町土砂災害に関する緊急報告」が伊藤和明氏(元NHK解説委員)と大野宏之氏(国土交通省砂防部長)からあり、被害の大きさを改めて認識しました。
 研究発表では、北塩原村磐梯中学校3年生による「火山防災マップをどう活かすか」について、スマートフォンを活用した火山防災マップの閲覧方法の提案等学校内で取り組んだ成果の発表がありました。
 松本砂防事務所では、今回の火山砂防フォーラムにて、管内の活火山”焼岳”に関する「火山噴火対応防災訓練」について発表を行いました。焼岳は過去40~50年に一度の周期で活発な活動、噴火を繰り返しています。松本砂防事務所のブースには多くの方が訪れ、焼岳についての取り組み知っていただきました。
 今後、松本砂防事務所としましても訓練等を積極的に行い、災害時に備えていきたいと考えています。
伊豆大島緊急報告
ポスターセッションの様子
焼岳ポスター
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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