アルプスSABO NEWS

Date:
2013/9/30
白馬村の松川・北股入沢上流の現地調査を実施しました!

  平成25年9月7日、8日に、国・県・村の関係者が集まり、白馬村の松川・北股入沢上流において、「北股入沢砂防連絡協議会」主催による現地調査を実施しました。
  調査では、北股入沢(ネブカ平)の土砂流出対策のモニタリング結果の確認や北股入沢を含む松川流域全体の崩壊状況調査等を行いました。

  白馬村の松川・北股入沢については、平成7年7月に発生した梅雨前線豪雨により北股入沢で土石流が発生したことや同年8月に白馬大雪渓上部で土砂崩落が発生したことを契機とし、平成12年3月より国・県・村等の関係機関が集まり、「北股入沢砂防連絡協議会」を設置しています。
  また、特に崩壊した場合に被害が大きい北股入沢(ネブカ平)については、平成12年5月に「北股入沢(ネブカ平)崩壊対策検討委員会」を設置し、平成13年より19年にかけて長野県により5回の対策工事を実施し、その後状況を毎年モニタリングしているところです。

  現地調査にあたって、長野県姫川砂防事務所より、平成25年度に行った北股入沢(ネブカ平)のモニタリング調査結果について報告を受け、その後、現地の赤岩において、モニタリング調査結果や周辺の地形について異変が生じてないか等の現地確認を行い、関係機関が現状について共通認識をもちました。
  また、今回の調査では、地元白馬村の白馬山案内人組合の方より、松川流域全般における崩壊箇所の性質や今年度の豪雨によって新たに生じた崩壊状況や近年崩壊があった箇所の経過等について説明を受け、関係機関の皆様と現地の状況を確認しました。

  松川流域は、土砂生産が著しい流域であり、ネブカ平周辺も含めて流域全体の土砂流出の状況を関係機関と共通認識をもって対応することが重要であると認識しました。
 

赤岩での現地調査状況①
赤岩での現地調査状況②
山頂付近の崩壊状況
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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