アルプスSABO NEWS

Date:
2012/11/7
千曲川河川敷にて防災通信訓練を行いました!
 平成24111()、北陸地方整備局情報通信技術課が実施する防災通信訓練に、松本砂防事務所調査課から電気通信担当職員2名が参加しました。

 訓練内容は、長野地区と金沢地区の2箇所から北陸地方整備局本局がある新潟市に対して、衛星通信回線を構築して映像(動画)と音声を伝送するもので、長野地区の会場となった千曲川屋島橋左岸上流の河川敷には、松本砂防事務所の他、上越市の高田河川国道事務所、長野市の千曲川河川事務所、大町市の大町ダム管理所から総勢8名の職員が集結し、衛星通信車1台とKu-SAT(ケーユーサット:衛星小型画像伝送装置)2台を3班に分けて、展開・衛星補足・通信運用・撤収までの訓練を行いました。
 これら衛星を使った通信装置は、災害現場に通信用回線が無い場合でも、上空が開けている場所さえあれば、発電機による電源を用いて衛星通信回線を構築し、現地から情報を必要としている災害対策本部等の間を接続し、動画像と音声のやり取りを行うことができるため、これまでも東日本大震災をはじめとする多くの災害現場で活躍しています。
 一方で平時に運用する機会が少ないことから、非常時に遅滞なく速やかに展開・運用するための訓練を定期的に行うようにしています。

 今回のような訓練時には、展開から運用開始まで概ね30~40分を目標にしますが、何らかの原因で運用開始まで時間が掛かってしまったり、装置の設定に工夫が必要な箇所ができたりと、今後の課題や反省点、また改善が必要な部分が発見されたりします。しかし、それこそが本番への備えになるものとプラス思考で捉えつつ、非常時の出動に備えた体制づくりや機材整備にもしっかり取り組んでおります!

Ku-SATの運用訓練
衛星通信車の運用訓練
Ku-SAT一式
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