アルプスSABO NEWS

Date:
2012/9/6
JICA研修の一環として海外の研修生に砂防施設を案内しました!
 平成24年8月22日(木)~23日(金)松本市内の上高地、牛伏川、姫川流域(北安曇郡白馬村、小谷村)においてJICA研修の一環として、海外の研修生に砂防施設を案内し、説明を行いました。
 参加者は中国、インドネシア、フィリピン、セントビンセント・グレナディーン諸島の各1名、マレーシア2名の計6名です。

 上高地における砂防施設やセンサーによる土石流対策、既設砂防堰堤の補強等の取組み、牛伏川の自然石のみでつくられている砂防施設、姫川流域での土砂災害対策、自然石を用いて景観に配慮した砂防施設整備について説明を行いました。
 研修生は説明の都度、質問したり、メモを取ったり、熱心に聞きいったりしていました。

 研修生は、「自然災害に対していろいろな取組みを実施しており、印象的だった。」「自国にはない工法を取り入れており、勉強になった。」「科学や教育の分野を結集して自然災害に対応している。」との感想でした。
 また、「町が美しく驚いた。」「自国に帰ったら(勉強するならば)日本に行きなさいと伝えます。」などのコメントもありました。

 松本砂防事務所では、今後も国土の保全、土砂災害の防止・軽減に寄与するため、砂防技術に関する各種取組みを実施していくこととしています。

JICAとは: 独立行政法人「国際協力機構」Japan International Cooperation Agencyの通称。
      開発途上国の社会・経済の開発を支援するため、技術協力、資金協力等を行っている。

研修生への事業説明
上高地土石流対策見学
姫川流域砂防施設見学
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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