アルプスSABO NEWS

Date:
2011/08/18
奈川において信州大学の『環境マインドを現場で体験するゼミ』が開催されました!
 8月4日()、松本市奈川地区を流れる奈川の黒川渡流路工において、信州大学の大塚教授、金澤准教授及び1学年の学生達による魚道見学および川虫の採取体験が実施されました。
 
この体験会は、『河川・砂防施設と環境配慮の工夫を知る』というテーマの中のひとつの内容として行われ、現地にて砂防事業の概要や過去の災害状況、砂防施設の必要性、砂防事業を通した環境への配慮として黒川渡流路工の魚道とサクラマスへの効果について説明しました。
 魚道見学については、学生から「魚道のプールの大きさはどのくらい?」や、「落差が大きいような気がするが遡上可能か?」などの魚道の構造についての質問が多くありました。

 (落差について:見た目は落差があるように見えるが、石と石の間の落ち込みから十分に遡上可能です)

 川虫の採取体験については、各グループでテーマを設け、いろいろと考えながら作業する時間となりました。

 
この体験会を通して、サクラマスや魚道をキーワードに、川の中の生物と環境配慮について、実際に触れることにより、考えて頂ける機会になったと思います。
 
また、これを機に砂防事業への興味を持って、今後の授業や進路に少しでも役立てば幸いです

砂防事業説明
魚道説明
川虫採取体験
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


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