5月18日~19日に平成23年度砂防学会研究発表会が横浜市の神奈川県民ホール(メイン会場)、ワークピア横浜(サブ会場)、横浜産貿ホール「マリネリア」(ポスターセッション・企業展示会場)で開催されました。
当事務所からも3名の職員が研究発表を行いました。
発表の内容は以下のとおりです。
〔研究発表〕
テーマ別セッション1「観光地と治山・砂防」
・山岳観光地「上高地」の経過と砂防の関わりについて
発表者 建設専門官 古山利也
我が国有数の山岳観光地である上高地での砂防事業の歴史を振り返り、明神地区での工事概要や今後の砂防事業の方向性について発表しました。
砂防事業2
・松本市奈川地先における里山砂防構想について
発表者 調査課 調査係長 境和宏
奈川流域において検討を進めてきた里山砂防で、地元の方々のニーズをどう取り込み、今後どのように進めていくのか、その考え方について発表しました。
〔ポスターセッション〕
・奈川におけるサクラマスの生態調査と魚道
発表者 梓川出張所 技術係長 福島将史
奈川に生息している陸封型のサクラマスについて昨年度行った生態調査の結果と既設床固工に設置した魚道について発表しました。
毎年行われる砂防学会研究発表会では、日本各地の砂防に関しての新しい取り組みや研究成果が発表されます。今年のトピックとしては宮崎県の新燃岳に関するものや東日本大震災に関するものも発表されていました。
こうした公式な発表の場において事務所で行ってきた取り組みを発表することは大変意義深いものだと考えます。これからも学会に発表できるような成果が得られるよう、取り組んで参りたいと思います。