アルプスSABO NEWS

Date:
2011/05/12
−地域の話題− 第32回塩の道祭りが行われました!
  
  
 
今年も5月3日から5日の3日間、塩の道祭りが小谷村(3日)、白馬村(4日)、大町市(5日)で行われました。
 塩の道こと千国街道は糸魚川と松本を結ぶ街道でした。大名が参勤交代で使うものではなく、塩や麻などの庶民生活を支える物資を運ぶ重要な道でした。また、「敵に塩を送る」という、越後の上杉謙信と甲斐の武田信玄との故事に縁のある道でもあります。

 塩の道祭りは、この古の道を歩くことによって古の人々に思いを馳せるとともに、早春の山里で心身ともにリフレッシュすることができます。

 先の震災で全国的に自粛ムードが漂う中、開催も危惧する声も聞かれたようですが、被災地への義援金を募りながら、大北地域から元気を発信していくつもりで今年、32回目になる塩の道祭りの開催を決めたそうです。主催したある村の方に聞くと「参加者は少ないと考えていたが、思いの外大勢の方々が参加してくれて大変うれしい。」と言われていました。


 今年も3日とも好天に恵まれました。小谷村は昨年と同様の下里瀬から栂池高原までの約9kmのコース、白馬村は青木湖スキー場から白馬グリーンスポーツの森までの約12kmのコース、大町市は山麓道中(約10km)と湖畔道中(約11km)の2コースでした。各コースとも沿道の集落の方々からお茶や漬け物、山菜等の振る舞いがあり、これを楽しみに訪れるリピーターも多いようです。
 参加された方々は、穏やかな春の日差しを浴びながら、春の散策を楽しまれたようです。





代官姿の松本小谷村長と旅姿をされた方々
恒例の畑の文字にも「がんばろう!日本」
※写真・「File Data」ボタンをクリックすると拡大写真・データを見ることができます。


アルプスSABO NEWS一覧へもどる