はじめに

 明治のはじめに信濃川流域で砂防事業が開始されてから100有余年が過ぎました。
内務省時代には、現在の管轄地域を越え長野県内北部の広い地域で砂防事業が展開されました。

昭和54年3月に信濃川上流域における直轄砂防100周年を記念して発刊した

「松本砂防のあゆみ〜信濃川上流直轄砂防百年史〜」

によると、明治9年から18年にかけて更埴市の佐野川を皮切りに、長野市篠ノ井の岡田川、山布施川、長野市浅川及び若槻周辺の浅川、長野市安茂里付近の犀川、長野市七二会の泥沢、松本市内田の牛伏川、明科町荻原の蜂ケ沢などで砂防工事が実施されたと記録されています。

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