焼岳は、数千年〜千数百年の間隔でマグマの噴出を繰り返していました。約2,000年前には、中尾火砕流が発生したと考えられます。近年では、泥流により梓川が堰きとめられ大正池が形成された1915年(大正4年)の噴火、約1年間の継続的活動により足洗谷で泥流が発生した1925年(大正14年)の噴火、噴石により2人が負傷した1962年(昭和37年)の噴火などの水蒸気爆発が多数あります。さらに、現在も噴気活動を続けています。
このように焼岳は、噴火を繰り返してきた若い活火山であるため、今後も再び噴火する可能性があります。
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年代 |
主な活動状況 |
1962年
(昭和37年)
1925年
(大正14年)
1915年
(大正4年)
1907年
(明治40年)
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・噴石により2人が負傷
・足洗谷で泥流発生
・泥流流下による大正池の形成
・水蒸気爆発の活発化
(明治40〜昭和14年までほぼ毎年噴火)
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約2,000年前
約5,000年前
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・中尾火砕流の発生
・溶岩ドームの形成
・下堀沢溶岩の噴出
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