交通網の拡大(旅客のみ)
 北陸地域と国外及び国内の地域ならびに、地域内の都市相互を連絡する主要な交通網は下図のとおりである。北陸地域は、高速自動車道をはじめ、特定重要港湾、空港などが整備され、日本海側における「陸、海、空」の交通拠点として機能している。

□道 路………高速道路4路線が軸
 地域内の連絡及び東京圏、関西圏との連絡は、北陸自動車道及び関越自動車道の両高速道路のほか、国道8号等の一般国道によって行われる。また、磐越自動車道、上信越自動車道開通により、東北圏、中部圏へも新たな交流が図られるようになった。

□鉄 道………新幹線は上越新幹線のみ
 現在、北陸地域では新潟県のみ新幹線が運行している。在来線はJR信越線及びJR北陸本線などが幹線として機能し、北陸地域内の連絡及び他地方との連絡を行っている。

□航 路………定期国際航路(旅客便)は新潟港、伏木富山港
 現在、北陸地域内に発着するフェリー旅客航路(定期)は新潟県8航路、富山県1航路、石川県1航路の10航路ある。
 また、国際航路については、特定重要港湾である新潟港、伏木富山港とウラジオストクとの間に定期便が運行していることが特徴である。

□航空路…………新潟、富山、小松が定期国際便を有する
 北陸地域において国際線を有するのは新潟空港、富山空港、小松空港の3空港である。
 各空港ともソウル便を有し、また、新潟空港については、ハバロフスク便及びウラジオストク便を有しており、日本とロシア極東地域を結ぶ重要な空港である。


図 交通網の状況(旅客のみ)
資料:JR時刻表(H12.4)