平成25年6月梅雨前線による黒部川の増水における
黒部河川事務所の対応について
- 愛本観測所で平成17年以来、8年ぶりとなる1,000m3/sを超える洪水を記録しました。
- 河岸の崩壊箇所を確認し、応急対策としてブロックを投入しました。
注)本資料における数値は平成25年7月3日現在の速報値であり、今後修正される可能性があります。
本報告をもって「平成25年6月梅雨前線による黒部河川事務所の対応」に関する報告は終了します。
1.平成25年6月18日~20日の降雨状況と黒部川の増水状況
- 【気象概況】
- 【雨量】
- 214.0mm(欅平雨量観測所 6/18 22:00 ~ 6/19 20:00)
238.0mm(宇奈月ダム雨量観測所 6/18 21:00 ~ 6/20 11:00) - 【最大流量】
- 1,282m3/s(速報値)(愛本観測所 6/19 12:30)
2.増水時の河川巡視状況
増水による被災の有無を確認するため、河川巡視を実施しました。
3.主な被災箇所の応急対策状況
- 河岸の崩壊箇所を確認し、応急対策を実施しました。
- ①黒部川右岸7.6k付近(延長約50m)
- ②黒部川右岸1.0k付近(延長約100m)
4.これまで実施した河川整備の効果
- ①縦工
- これまで整備してきた「縦工」が河川敷の侵食を防止しました。
- ②愛本床止工
- 平成24年度に復旧が完了した「愛本床止工」は、今回の増水での被災はなく、河床勾配を安定させる床止工としての機能を失うことはありませんでした。
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