第30回 黒部河川事務所建設労働災害防止大会が開催されました

掲載日:2018/10/15

今年で30回目を迎えた黒部河川事務所建設労働災害防止大会は、北陸地方整備局が毎年9月の第4週に定めている建設労働災害防止週間に合わせ、事務所所管の工事関係者で構成される黒部河川事務所工事安全対策協議会が集まり、工事現場での無事故・無災害を誓う大会です。
今年度は、9月27日に事務所会議室で開催され、発注者と受注者計79名が出席しました。

大会は、黒部河川事務所工事安全対策協議会長の古本事務所長の挨拶から始まり、出席者に「建設労働災害を決して起こさないという決意のもとに、基本に立ち返って着実に取り組んで頂きたい。」と呼びかけていました。
次に魚津労働基準監督署の松平署長から「建設業における労働災害」について、富山地方気象台の山田気象情報官からは「最近の話題(今年の大雨と高温)及び防災気象情報について」というテーマで、大変有意義な講話を頂きました。

続いて工務課長から北陸地方整備局管内の工事事故の発生状況について説明があり、黒部川地区協議会を始めとする4つの地区協議会の会長から安全パトロール等の安全対策の実施状況について報告がありました。

その後、安全重点目標の唱和を参加者全員で行い、施工者代表の佐藤鉄工(株)の浅倉管理技術者が安全宣言を行い、最後に協議会副会長の大高建設(株)の大橋社長が閉会の挨拶をして閉会しました。

山田気象情報官の講話や大橋副会長の閉会の挨拶でも触れられていましたが、近年は主に大雨などの異常気象が増えており、今年度は7月に全国各地で大雨による災害が相次ぎました。
このような背景から、異常気象は「異常」ではなくなってきている状況であり、いつどこで大雨が降ってもおかしくありません。
そのため、労働災害はもちろんですが、土石流や急な河川の増水などの状況にいつでも対応できるよう安全対策をより一層心がけてほしいと感じました。

黒部河川事務所では昨年の大会以降大きな事故は発生していません。今大会で誓ったことを忘れず、これからも無事故・無災害に全力で努めていきたいと思います。


  • 開会挨拶(古本事務所長)

  • 講話(魚津労働基準監理署 松平署長)

  • 安全宣言(左:古本事務所長)(右:佐藤鉄工(株) 浅倉管理技術者)

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