高波シーズンに向けて「下新川海岸現地視察会」を実施しました!!

掲載日:2018/10/12

 平成30年10月9日(火)に黒部市〜朝日町にかかる下新川海岸において、下新川海岸水防連絡会(黒部河川事務所、富山県、水防関係市町、消防署、気象台等で構成)主催による「下新川海岸現地視察会」を実施しました。
 本連絡会は、平成20年2月24日の高波により甚大な被害を受けた事を契機に、各機関における防災体制の確立に向け、関係各機関相互の連絡体制や水防計画、計画避難基準等を策定し、高波時に迅速な水防活動を実施し、越波等による高波災害の軽減を図ることを目的に設立したものです。

 今回の海岸視察は、冬季風浪等による高波シーズンが本格化する前に海岸の現状を把握することを目的に実施しました。
 当日は、下新川海岸水防連絡会関係者21名が参加し、黒部市生地鼻、入善町下飯野、田中、横山地先を視察し、入善町下飯野地先の副離岸堤整備を進捗した工事箇所や、入善町横山地先での高波浪時の海岸監視ポイントの説明などを行いました。また、富山県の事業箇所である朝日町大屋地先も視察しました。
 特に今回は、平成20年の高波災害から今年で10年が経過することもあり、災害の経験と教訓を風化させず、忘れることなく、今後起こるかもしれない高波災害に活かしていくため、当時被害があった黒部市生地鼻にて当時対応にあたった黒部河川事務所職員から災害の主な要因や関係機関との連携による対応状況などの説明を行い、参加者との共有を図りました。
 
 下新川海岸水防連絡会では、高波から地域を守るため、引き続き関係機関との連携を密にし、今後本格化する高波シーズンに備えていきます。


  • 黒部市生地鼻にて

  • 入善町下飯野地先にて

  • 朝日町大屋地先にて

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