黒部川下流部・中流部・上流部でくろべ水の少年団が 「水生生物調査」を行いました。

掲載日:2018/08/24

 水生生物調査は、河川愛護や水質浄化に関心を持っていただくことを目的に、昭和59年度から水生生物の生息状況観察し、その生息状況から簡易的に水質状況を把握しています。

 黒部川では7月1日(日)、8月4日(土)及び8月18日(土)に黒部市内の小学4〜6年生から構成される「くろべ水の少年団」が、黒部川下流部(飛騨地先)、中流部(音澤地先)及び上流部(鐘釣)で水生生物調査を実施しました。
 水生生物の調査方法は、川の中の水生生物を網等で採取したり、石に付着している水生生物を採取し、指標生物の写真や説明と見比べ、確認や分類を行った後、『きれいな水』『少しきたない水』『きたない水』『大変きたない水』の4段階で判定するものです。

 3日間ともに真夏の太陽が照りつける暑い中でしたが、上流部では、黒部峡谷鉄道鐘釣駅に到着した子供達に、黒部河川事務所の職員が川で安全に遊ぶ方法や水難事故防止についての説明を行いました。その後、3班に分かれて、川の状況を把握する為に、水温、流速などを計測した後、水生生物の採取に取りかかりました。
 子供達は、川に生息する水生生物から水質を判定するために、沢山の水生生物を採取しようと川に勢いよく入り、カワゲラなどを採取しました。

 なお、今年度の水生生物調査の結果については別添のとおり「きれいな川」の指標となる水生生物が多く採取されており、今年度も上流、中流、下流すべてで黒部川は「きれいな水」であると判定されました。


  • 水生生物調査の様子

  • 集計結果

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