大規模水害に備えて洪水対応演習を実施!!

掲載日:2018/05/18

 4月20日(金)に黒部河川事務所において、「平成30年度 洪水対応演習」を実施しました。
 本演習は毎年実施しており、黒部川の出水時における洪水予測の実施、水防関係機関等への水防警報・洪水予報等の情報伝達、宇奈月ダム・樋管など河川管理施設等の操作ルール、操作状況の確認及び情報伝達、さらに黒部川上流域の土砂災害や下新川海岸の高波災害等、工事の現場関係者への情報伝達、被害の軽減を図る措置としての対策工法の検討等、実践的な演習を行うことにより、本格的な出水期を前に防災体制に万全を期することを目的とし、机上による総合的な演習を行っています。

黒部河川事務所職員約40名及び関係機関の職員が参加し、電話やFAXを用いて実践さながらに演習を行いました。

 今回以下の項目について演習を行いました。
 @関係機関への洪水予報及び水防警報等の情報伝達演習
 A緊急情報連絡網の降水量80mm/h通報ルールによる情報伝達演習
 B自治体首長と事務所長による双方向の情報共有訓練(ホットライン)
 C水閘門等の操作ルールと状況確認及び情報伝達演習
 D地域の的確な判断の行動につながる情報等の提供
 E応急対策協定業者への出動要請、情報伝達演習
 F河川敷占用工作物の机上での撤去訓練
 G河川・海岸等の巡視による被害報告演習及び応急対策工法の机上検討
 H被災状況、被災箇所の復旧状況等の迅速な広報活動等の演習

 当事務所では、このような演習を続けていくことで、関係機関との連携を密に図りながら、より実践に対応した防災能力の向上に努めたいと考えています。


  • 演習状況1

  • 演習状況2

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