下新川海岸寄り回り波対応演習実施

掲載日:2017/11/21

 11月15日(水)に下新川海岸水防連絡会主催の寄り回り波対応演習を実施しました。
 本演習は、下新川沿岸域で平成20年2月に発生した高波災害を契機に実施しているもので、今年で10回目の取り組みとなります。

 関係機関との的確な情報伝達の確認、海岸管理者の情報共有、水防警報発令等の演習を目的として、下新川海岸水防連絡会の関係各機関が参加し、下新川海岸管内で高波の越波による浸水被害、海岸施設の被災が発生したことを想定した演習を行いました。

 演習当日は、事前に想定した波高に応じた水防警報の発令を行い、電話やメール、FAXを用いて水防活動状況、海岸施設の被災状況等の情報伝達を行いました。また、先月の台風21号対応により実働した経験を踏まえ、事前に想定していないシナリオを入れるなど臨機応変な対応の訓練も実施しました。
 一部、反省点や課題も明らかとなりましたので、今後は演習で明らかになった課題をできるだけ解決し、高波シーズンに備えたいと思います。

 下新川海岸水防連絡会では、今後もこのような演習を続けていくことで、『より実践に対応』した防災能力の向上に努めたいと考えています。

【主な訓練内容】
 ・関係機関との情報伝達の確認
 ・海岸管理者の情報共有訓練
 ・水防警報発令訓練
 ・海岸施設災害復旧訓練

【参加機関】
 下新川海岸水防連絡会(黒部河川事務所、富山地方気象台、富山県、黒部市、入善町、朝日町、新川地域消防組合)及び北陸地方整備局



  • 高波対応演習 実施状況

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