〜富山県立大学で出前講座を始めました〜
黒部河川事務所は、富山県立大学工学部環境工学科2年生を対象とした出前講座を11月6日(金)から始めました。
出前講座は3回にわたり実施するもので、講座では、急流河川黒部川について学んでもらうことと、上流からの土砂流出が多い黒部川の総合的な土砂管理の課題について、ゼミナール型式で取り組んでもらうことにしています。
11月6日(金)は、1回目として、藤田事務所長が「黒部川における総合土砂管理の取り組み」について講義を行い、事務所が行っている4事業(砂防・ダム・河川・海岸)の概要について説明を行いました。
その後、講座を受講する学生11名が3班に分かれ、課題として取り組んでもらう「黒部川の総合土砂管理」の課題内容の確認や取りまとめ方などについて討議を行ってもらいました。
2回目は11月23日(月)に行う予定で、実際に黒部川や宇奈月ダムを見学してもらうことで、急流河川黒部川の状況や宇奈月ダムの役割などを学んでもらい、課題の取りまとめに役立ててもらいます。
3回目は、各班で取りまとめた課題内容について発表してもらうことにしており、年明けに行う予定で大学と調整中です。
課題に対し学生諸君がどの様に取りまとめてくれるか楽しみにしているとともに、今回の出前講座が大学で学ぶ授業の一助になれば幸いです。
○出前講座日程
・1回目 11月6日(金)14:40〜16:10
場所:環境工学棟3F I−333地域協働支援室
内容:講義(説明:藤田事務所長) 黒部川の概要、課題討議(総合土砂管理)
・2回目 11月23日(月)10:00〜15:45
場所:黒部川、宇奈月ダム
内容:現地見学
・3回目 日時:調整中 場所:調整中 内容:講義 課題発表(班別)
○検討課題
【課題1】
・総合土砂管理とは何か
・なぜ黒部川では総合土砂管理が必要か
【課題2】
・総合土砂管理で考慮すべき物理的事象は何か
・総合土砂管理をとりまく関係者は誰か
【課題3】
・総合土砂管理をうまく進めていくには、どうすれば良いか
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