第28回黒部川土砂管理協議会開催


開催日時 平成22年5月24日(月) 10:00〜12:00
場所 入善まちなか交流施設 うるおい館 2F イベントホール
議事次第
1. 平成22年度連携排砂計画について
2. 平成22年度連携排砂に伴う環境調査計画について
3. 第33回黒部川ダム排砂評価委員会開催結果について
4. 平成22年度連携排砂計画及び連携排砂に伴う環境調査計画に関する関係団体からの意見について

協議会委員名簿



第28回黒部川土砂管理協議会



◇協議会の結果◇
平成22年度連携排砂計画、平成22年度連携排砂計画に伴う環境調査計画については、了承する。
連携排砂実施にあたっては、今回出された意見を踏まえて、適切に実施されたい。



[主な意見]
(座 長) 全体を通してご意見等ありましたら、どんな角度からでも結構ですので、よろしくお願いします。
(委員A) 県の農林水産部を代表する形で部長に替わって出席しているが、3点というか、少しお話をさせてもらいたいと思う。
  平成22年度の連携排砂・通砂、短時間集中豪雨対策の実施計画、環境調査計画の策定に当たっては、排砂評価委員会、関係団体の意見を聞いているけれども、実施に当たっては、引き続き関係団体・関係機関の声を十分聞いてもらうよう、よろしくお願いしたいというふうに思う。
  それから今ほど説明があったが、影響を的確に把握するための各種の調査を本当にしっかりと実施してもらいたいというふうに思っている。
  いずれにしても、連携排砂・通砂、短時間集中豪雨対策の実施に当たっては、これまでもいろんな場面でお願いしてきているけれども、農業、漁業への影響を極力小さくするよう、最大限の配慮、努力をお願いしたいと思う。
  以上です。よろしくお願いします。
(座 長) ありがとうございます。
  では、事務局のほうからお願いします。
(事務局) ご意見ありがとうございました。
  実施機関としましても、例えば実施中につきましては、資料−1の一番最後のページにありますとおり、連携排砂連絡調整本部を立ち上げまして、関係機関の方々との意見の調整と、連絡・調整等の体制をとらせていただきます。
  また、各種の調査につきましても、これまで行ったとおり的確に調査を行っていきたいと思っています。
  また、農業、漁業への影響ですが、何分天候に左右されるものですけれども、実施機関としましては、的確に対応できるよう体制をとっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
(委員B) 海面漁業関係団体から流木の話が出ているが、この流木が流入する量等の変化みたいなものは確認されているのか。
  最近、ナラ枯れ、カシナガの被害等が大分顕著になってきているが、そういう変化などによって流木の量などが変化しているのかどうかというようなことについて、もし何か確認されていることがあれば、お願いしたいと思う。
(座 長) わかる範囲で説明をお願いします。
(事務局) なかなか私どもも、山の状況をあまり詳しくわかっていません。
  私どもとしましては、維持管理作業として流木を収集するという作業をやっていますけれども、今すぐに数字は持ち合わせていませんが、例えば平成16年にあったような大きな流木が流れてくるようなことはここ数年無いということを確認しているところです。
(座 長) よろしいでしょうか。
(委員B) もし、そういういろんな森林の変化等による流木の量の変化が顕著にあるようであれば、その辺の確認もする必要があるのではないかなと思ったりもする。
(事務局) 流木の話ですが、関西電力の黒部ダムと出し平ダムで、毎年引き揚げる流木量は把握しております。特に具体的な数値は、今持ち合わせておりませんが、顕著に増えているという傾向はございません。また新しいデータを毎年とっていきますので、別の機会に説明させて頂きたいと考えております。
(事務局) 今ほどの関西電力さんと同じように、宇奈月ダムにつきましても毎年の回収量はわかっています。ですので、今、そこら辺、量的なものの変化という概念では確認していませんが、取りまとめて、数量的にどうなっているかはわかると思いますので、検討したいと思います。
(座 長) 他にご意見等ありますでしょうか。―私は初めてこの会議に出させていただき、すごく大事なといいますか、何年も続けられてきた調査と審議の経過を踏まれているのに大変驚いて、いろいろ関係機関と一緒にここまで進んできているということに、いい意味で驚いていますが、これまでの議論の積み重ねがありますので、今年はこういうふうな方向でやっていこうということになっているのかなと思います。
  いずれにしても、今出されたご意見を踏まえて、技術的な検討、詰めも必要ですけれども、地域の環境への影響、関係機関との合意形成と、いろんな問題がありますので、そのご意見を踏まえて進められることが一番大事なことなのではないかなと、座長ではありますけれども思った次第です。
−以 上−


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