平成15年2月19日(水)13:00〜14:15
ホテルロイヤルバリー黒部 2階「ロイヤルシンフォニー」
黒部市天神新353−1
1.平成14年7月連携排砂について
2.平成14年7月連携排砂に伴う環境調査結果について




土砂管理協議会



黒部川ダム排砂評価委員会開催結果について
平成14年7月27日に開催された第13回黒部川ダム排砂評価委員会及び平成15年1月21日に開催された第14回黒部川ダム排砂評価委員会における委員会の評価及び主な意見について報告しています。。
資料−1をご覧下さい
 
関係団体の意見について
平成14年度連携排砂の実施結果についての各関係団体(海面漁業関係団体・内水面漁業関係団体・農業関係団体)の意見を報告しています。
資料−2をご覧下さい
 
平成14年7月連携排砂について
連携排砂実施中の水文データ、連携排砂前後における出し平ダム及び宇奈月ダムの堆砂形状について報告しています。
資料−3をご覧下さい
 
平成14年7月連携排砂に伴う環境調査結果について
[平成14年7月連携排砂に伴う環境調査結果について]
ダム・河川・海域における、平成14年度連携排砂前及び連携排砂後の環境調査結果について報告しています。
詳しくは資料−4−@及びAをご覧下さい
[主な意見]
(委 員) 出し平ダムの底質に関して、近年、リンが増加傾向にあるという報告があったが、リンはどんな状況で生成されるのか。
(事務局) リンは一般に植物や鉱物そのものに由来している。
評価委員からは、排砂によるものとは考えにくいが、温暖化等による流域全体の変化というようなことも可能性としてはありうるという意見もあった。
事務局としても流域全体から見た水質の傾向を整理しているが、現状ではまだ解明できていない。今後も努力していきたい。
(委 員) 海面漁業者から海域環境を良くするため、下水処理にあたっては、窒素、リンの海域への流出を抑制すべきという意見を聞いた。解明に向け努力して欲しい。
(事務局) 窒素、リンの上昇は、一般的に生活排水等人為的負荷の流入が問題となるが、出し平ダムの場合はそれが原因とは考えられない。引き続き検討する。
(委 員) 昨年8月に不帰谷の崩壊があったが、上流域の土砂崩壊もリンの上昇に何らかの影響があるのか。
(事務局) 不帰谷から流れ出た土砂の成分がどういうものかの検討も必要であると考えている。
(委 員) 出し平ダム底質のNo.1地点において、CODが9月調査時に過去最大値となっている。出し平ダムの上流から流入した土砂の影響とも考えられるが、追加調査の結果を来年度の環境調査計画に反映してほしい。
(事務局) 今年雪解けと共にもう一度現地へ入り、ダムに一番近いNo.1地点で、どういう傾向になっているのか調べるため複数点調査する。
No.1地点はダム直上流部であり、細かい粒径のものが堆積しやすい地点である。これまで1測線(川幅約80m)に1箇所しか調査しておらず、複数点調査する。
(委 員) 今後、扇状地全体の地力の回復という観点から、洪水時や排砂時の農業用水の取水について考えてほしい。
(事務局) 専門家に意見を聞いたところ、効果も認められるが、用水路の維持管理が一番の問題であり、試験的にやるのも一つの手段とのことであった。
(委 員) 従来より関係団体の意見を聞きながら細心の注意をはらい、連携排砂を実施しているところであり、今後ともそのようにお願いしたい。
(事務局) 関係団体から頂いたご意見、ご提案については、今後も各団体と調整しながら検討していきたい。
 


◇協議会の結果◇
黒部川ダム排砂評価委員会の評価については了解。
本日の議論を踏まえて、平成15年度の排砂計画を策定し次回協議会に提示してほしい。



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