(委員B) |
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短時間集中豪雨対策の試験的運用にしろ、操作時間を短縮するにしろ、両方とも、私は意欲的な試みであって、評価したいと思う。 |
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質問があるのは、まず短時間集中豪雨対策のほうで、宇奈月ダムに関しては排砂ゲートは使わず、水位低下用ゲートを使っているというところについて理由を教えてほしい。 |
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それと運用時間の短縮について、最後に説明があった参考資料2−2のところで、水位回復から排砂後の措置移行時のゲート操作の不具合防止のため、3m水位上昇させようということが書かれているが、この不具合というのはどんなものなのか、その2点を教えてほしい。 |
(事務局) |
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1点目のお話です。宇奈月ダムの排砂ゲートを使用しないという理由ですが、宇奈月ダムにつきましては、ダムの構造上、貯水池の水位が標高235m以下にならないと排砂ゲートを開けることができません。したがいまして、短時間集中豪雨対策につきましては、高水位を保持した状態では排砂ゲートは使用出来ないので、水位低下ゲートを使用したいと考えているところです。 |
(委員B) |
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了解した。 |
(事務局) |
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2点目にありました出し平ダムにおける回復目標水位の変更ですが、出し平ダムでは、まず洪水吐ゲートで流量の調整をしていますが、水位が低い状態では、洪水吐ゲートの敷高からの水深が非常に低く、流れのほうがフリーフローになったり、パーシャルフローになったりして、いろんな流れを伴い、それに伴う操作が非常に複雑になります。非常に流量の調整が難しい状態であるといったところで、これをもう3mほど高い位置で排砂・通砂後の措置を実施させてもらえれば、こういった状況も改善され、要は下流の水位変動を十分コントロールできる安全最優先のゲート操作ができるのではないかということで、今回見直しを図りたいと考えているところです。 |
(委員B) |
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要は完全にオリフィス状態で放流ができるということだね。 |
(事務局) |
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そうです。 |
(委員B) |
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了解した。 |
(委員C) |
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今回の説明は、第30回評価委員会での意見を踏まえて検討したものということで、今後の黒部川の連携排砂、あるいは通砂のあり方に種々の示唆を与えている。いい試みだと私は思う。 |
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説明の中で明らかになってきたことは、従来、洪水期に入って1回目の排砂と、それに続く比較的大きな洪水が起きた場合の通砂という大きい2つの操作があった。それに試験通砂というものがあり、それから今回の短時間集中豪雨対策がある。要するに4段構えになっているということである。いろんな洪水が実際にはあるから、それぞれに応じたものを考えるというのは非常にいいことだと思うが、現場は恐らく、洪水が始まったときに、排砂はいいと思うが、残りの3つはどれが来るか実際にはわからない。後から振り返ると、このときにはこういう操作をすればベストだったというのが幾らでもできるわけだが、現場はなかなか、この数十時間の間に何が起こるかということがわからない状態で操作をしないといけない。実際にはかなり苦労するのではないかというのを想像する。 |
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それで、排砂、通砂というのはいわゆる洪水規模、あるいは1回目、2回目ということでわかりやすいが、通砂であるか、試験通砂であるか、あるいは短時間集中豪雨対策であるかということについては、少し整理が必要ではないかと思う。 |
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というのは、参考資料の1−1の左側の図が非常にわかりやすいと思うが、平成12年以降、排砂については6月末から7月上旬ぐらいに1回目が大体できており、250m3/sという基準を少し下げて、確実に排砂をすることについては概ね成功してきている。それが1つ大事なポイントである。 |
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残りの2回目をどうするかというときに、黄色の部分だが、梅雨が明けてしまうと洪水が来てもなかなか継続しない。これは、黒部川も元々は雪があって、融雪がある時期は出水が長く続くわけだが、8月になってしまうと、雨だけしか頼るものがなく、どうしても多少雨が降っても、継続時間が短くなり、いわゆる水位を下げて、ダムを空にして放流することはなかなか難しいということがある意味わかってきたということだろうと思う。 |
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では、何もしないでいいのかというと、やはり近年短時間集中豪雨があるということを踏まえると、水位を下げずに、特に説明があったように細かい土砂だけをある程度ダムから通過させることをあわせて考えるべきであり、この短時間集中豪雨対策というものが提案されて実行されるとすれば、従来、検討されていた試験通砂というものが、非常に中途半端な対策になっているのではないかと思う。 |
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この表の中で見ても、実際に平成18年に1つだけ実施をされた例があるが、平成18年は非常にたくさん洪水があって、その中の1つということで、ある意味かなりイレギュラーな状態ではないかなと思う。そこで、今回、短時間集中豪雨対策としてこういう操作が位置づけられていくということであれば、この試験通砂についてはある程度役割が終わってきているのではないかと思う。あるいは短時間集中豪雨対策のほうに役割を移すということでもいいのではないかと思う。要するに4段構えを3段構えぐらいに整理してもある程度カバーできるのではないかというふうに思うが、いかがかというのが1点である。 |
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それから今回の対策を実施するに当たって、ぜひこの辺は具体的に詰めてほしいというのが幾つかある。 |
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1つは、何m3/sから始めるかということと、何m3/sでゲートを閉めるのかということだろうと思う。一応何m3/sから始めるかということは決まってはいるわけだが、実際はゲートを開けるとなると、下流に対して安全面の問題が生じる。通常だとダムからゲート操作を始めるときには警報したり、いろんな関係機関に連絡したりとか、いろいろ手順をとられると思うので、そのあたりの手順を十分確認をしてほしい。 |
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それからゲートを閉めるタイミングだが、これも宇奈月ダムと出し平ダムでは当然流入の遅れ時間があり、それから参考資料1−1の図にあるように、出し平ダムから放流された、ある意味少し濁質分を含んだ水が宇奈月ダムのほうに流れてきて、さらに宇奈月ダムの貯水池の中を流れていくというプロセスを経ていくわけだから、これは同時には起こらない。だから、実際には遅れ時間を伴う。このあたりを十分検討し、実施の可否は当然両ダム同時に判断しないといけないと思うが、同時に終わる必要は必ずしもないのではないかと思う。実際の土砂が流れていくプロセスを十分考慮し、実質的に土砂が流れていくということの意味がある操作をぜひしてほしいというのが1点である。 |
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それからあとモニタリングについては、短時間集中豪雨、最近はゲリラ豪雨という名前がついており、まさにゲリラ的にいつ来るかわからないことなので、自動でモニタリングを実施するというのは実質的にやむを得ないというか、そういうやり方しか多分ないのだろうと思うが、できれば複数の方法でバックアップをとれるような方法をぜひ考えてほしい。 |
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つまり、こういう場合、よく二重化と言うが、1つの1点、1カ所だけだと、それがもし何か電源のトラブル等でとれなかったときに、そこだけデータが空白になってしまう可能性があるので、できれば複数、それも少し系統の違うデータをとっておくといろんな意味でバックアップになるのではないかと思うので、そこの投資はぜひ惜しまずに考えてもらえればありがたい。 |
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最後に、こういうゲリラ豪雨対策をやる場合には、ある程度心の準備も必要なので、やはり気象予測の体制の充実が必要だと思う。これはこういう操作をする、しないにかかわらず、ダムを管理される場合のベースになるものだと思うが、そのあたりの予測精度の向上とその活用を行って欲しい。黒部川については日本全国の中でもかなり進んでいるほうだと思うが、なお一層こういう対策をするに当たって、どういう基礎情報の活用をすればいいかという点についても引き続き研究してほしいと思う。 |
(委員長) |
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ただいまの発言に対して、事務局のほうで、今この時点で何か答えることができれば。 |
(事務局) |
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8月の中小規模の出水のときの取り扱いですが、C委員のご発言のように、まずもって非常に判断が難しい。試験的な通砂なのか、短時間集中豪雨なのかというのを判断しなければいけない。さらに実施に当たってはそれを適切に関係団体、関係機関のほうにも混乱のないような形で情報伝達、情報連絡もしていかなければいけないということで、実は実施機関では非常に頭を悩ませているところです。 |
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よって、今C委員からいただいたご指摘も踏まえまして、実際どういった形が自然条件に対して見合った、そしてなおかつ適切な運用となるかを検討させていただきたいと思います。 |
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そういったものを踏まえ、最終的にこういった試験的な通砂の8月の取り扱いについては、適切に検討をしたいというふうに考えています。 |
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また、開閉のタイミングですが、こちらについては今実施機関のほうで鋭意検討を進めているところです。まずは流れてくる土砂を出すということが第一義ですから、こういったものを踏まえて、さらにゲート操作の優先順位を決めたいと思っています。まず、出し平ダムと宇奈月ダムでは若干操作性が違うところもありますので、こういったものを十分精査、比較の上、開閉のタイミングについては検討を進めていきたいと思います。 |
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あとバックアップについても、確かに濁りを相手にしているところですので、そういったことが十分考えられますので、十分対策をとりたいと考えています。 |
(事務局) |
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試験排砂にするか、短時間集中豪雨対策にするかというところは非常に運用側としては悩ましいところで、また今後調整しますが、例えば8月については過去の気象状況から割り切って、ゲリラ対策だけを実施する。一方、6、7月については試験排砂を実施するという案も考えてよろしいですか。 |
(委員C) |
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参考資料1−2の左側に解説で、前線通過を伴うという表現と、前線通過を伴わないという表現があるが、8月に前線があるというのはあまり考えられないので、要するに梅雨が明ける、明けないというふうに解釈すれば、概ね季節的にいっても6、7月と8月ではだいぶモードが違うと考えられる。従って、8月の相当する出水については短時間集中豪雨対策に特化するということで、実質的にはいいのではないかと思う。 |
(事務局) |
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今の話で、8月はとりあえず短時間集中豪雨対策という方向で行くとして、6月、7月というのは、先ほどC委員のほうから試験的な通砂は不要なのかという話がありましたが、6月、7月は梅雨中であり、ベースフローがあるので、そのあたりはまだちょっと実施の可能性が残っています。これは実際に効果というのをまだ把握していないところなので、この6月、7月については試験的な通砂を実施し、8月については短時間集中豪雨対策というふうな形でちょっと調整したいと思います。 |
(委員B) |
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私が感じるのは、むしろ通砂基準の480m3/sとか650m3/sというのを、試験通砂のものと一緒にしてしまってもいいのではないのかという気もしている。要するに、通砂基準だとなかなか実施できないから試験的通砂ということをやっているわけであって、幾つも基準があるのは非常に面倒ということで、むしろ試験的通砂というのを普通の通砂にしてしまってもいいのではないのかなという気もしている。だから、過去発生した事例をもうちょっと細かく点検して、もう2パターンでいいとか、3パターンでいいとかというふうに考えていけばいいと思うのと、もう1つ、250m3/sという基準もあるが、250m3/sで排砂した例はあるのか。 |
(事務局) |
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250m3/s付近の非常に小さい流量の排砂というのは過去にちょっとあまり記憶にはないのですが。 |
(委員B) |
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要するに一番基準になっている憲法のところで250m3/sという数字もあるわけだよね。 |
(事務局) |
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今B委員が言っているのは、250m3/sから300m3/sのピーク流入量で排砂をしたときがあったかということで良いですか。 |
(委員B) |
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そうだね。これも、要するに融雪時期や梅雨時期で、総ボリュームが大きいと想定される洪水のときに排砂ができるようにということで基準を下げたものだった。だから、いろんな基準が、480m3/sとか300m3/sだとか250m3/sだとかいっぱいある。 |
(事務局) |
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今手元にある資料では、平成10年以降の排砂時のピーク流入量ですが、これを見ますといずれも300m3/s以上になっています。 |
(委員B) |
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今まで、元々通砂も高い基準で決めたいきさつがある。あまり排砂するなという一つの考え方、年に1回しか排砂してはいけないというような考え方の中で、やはり少しでも排砂したほうがいいということで通砂というのを考え出してきたが、そのときに基準が高かったから試験的通砂というのが出てきたりしているので、そろそろ過去にやった事例をもう一度全部整理し直してはどうか。僕は、むしろC委員の意見を聞いていて、逆に試験的通砂を通砂にしてしまったほうがいいのではないかというふうに考えたりもした。 |
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ということで、いろんな基準がいっぱいあるので、再検討して、過去の実例からどういうパターンにしたら一番いいのかということで検討したらいいのではないかなというふうに思う。 |
(事務局) |
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今、B委員の発言は我々のほうも非常によくわかっており、そういうのを目指しています。 |
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試験的通砂というのを平成18年から計画に入れ、また今年短時間集中豪雨対策ということで、4つになって、非常にわかりにくいのは承知しています。ただ、先ほど申しましたように試験的通砂の効果が把握できていないというところもありまして、それをやはり何とかしたいという思いもあります。したがって、今B委員が言われたのはもうちょっと、1年あるいは2年先の段階として、段階を踏んでいきたいと思っていまして、そのために検討はしますので、そういうご理解でお願いします。 |
(委員B) |
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了解した。 |
(委員長) |
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B委員並びにC委員のほうからの意見だが、かなり複雑になっており、ぱっと見ただけではなかなか理解できないような状態にだんだん落ち込んできた。進むにしたがっていろんなことがわかってきて、さらに項目が盛りだくさんになってきた。だから、このあたりで整理しておく必要があるのではないかなと思って、両委員の意見に私も全く同感をする次第である。 |
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この点、今後事務局のほうでひとつ検討をぜひお願いしたいと思う。 |
(委員C) |
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1点だけ確認をさせていただきたい。 |
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今回提案のあった短時間集中豪雨対策の説明時に、愛本堰堤での取水の話があったと思うが、このときは、流量にもよると思うが、下流での対応としては、環境調査は自動で機敏に対応するということで、これはやむを得ない。放流警報等の関係機関への通知は当然される。では、下流の取水は実際にどうなるか、これは想定できるか。 |
(事務局) |
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まず1点目は、流量がどうかということと、濁りがどの程度出るかということですけれども、濁りの程度は通常の排砂、通砂に比べれば随分低いのではないかと考えていますが、流量については、自然の流入量の水位を保持するわけですから、流入量次第だと思います。 |
(事務局) |
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そこはまたこれから調整したいと思います。 |
(委員C) |
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恐らく、今日の説明でも、通常の洪水対応と何ら変わらないということを想定し、実際の操作をされると思うので、そういうモニタリングを実施するということだろうと思う。基本的には特別な操作ではなく、ダムから放流する流量も基本的には変わらないということですね。従来、貯水池内の表層から放流していたものを少し低め標高から放流して、上流から入ってくる濁り相当のものをダム貯水池内でためることなく通過させる操作である。元々短時間集中豪雨対策というのは通砂の中の一つのカテゴリーだと思うので、下流にとって、それほど重大なインパクトが起こる操作ではないという説明を下流の関係機関等にも行って理解を得ることが重要で、この操作が非常にハードルの高い操作にならないように心がけてもらいたい。 |