(委 員) |
濁りについては基本的にSS値で評価し、濁度は速報値用として参考的に使用することについては了解している。今回、下黒部橋の濁度が高いのはなぜか。 |
(事務局) |
排砂中における濁り状況の把握については、SS値が現地分析できないことから、現地で測定可能な濁度により濁り状況を把握し、速報値として使用している。濁度計の測定レンジは500度までであり、測定レンジを超える高濁度の場合は、希釈して測定し希釈倍率を乗じている。使用した濁度計は透過光式であることから、細粒分が多いと光が吸収されやすく、値が大きくなったのではないかと考えている。
なお、希釈して測定した場合、測定誤差が大きくなると考えられることから、濁度は速報用の参考値として扱っている。 |
(委 員) |
この問題については、SS粒度分析の結果も見る必要がある。 |
(委 員) |
他河川との比較をするのならば、比較対照河川を黒部川近傍に位置し、かつ河口域の環境が黒部川と似ている河川の中から選定するのが好ましい。 |
(委 員) |
他河川との濁りの比較については、各河川の特性があるので、単純に比較できないのではないか。 |
(委 員) |
他の河川がどのような状況であったのか、傾向がわかるので、参考として良い。 |
(委 員) |
宇奈月ダム直下では自然流下中は、風向きにより多少泥臭があったが、下流河川においてはほとんど臭気はなかった。 |
(委 員) |
海域のSSとCODのコンター図については、作成範囲を調査範囲内に止めるべきである。 |
(事務局) |
調査範囲に応じたコンター図を作成する。 |
(委 員) |
評価は、現在、調査分析の終了していない項目による生物への影響についての評価も必要であり、今回は、速報値を対象とした評価とするべきである。 |