平成14年07月27日(土)10:00〜12:00
ボルファートとやま 4階「珊瑚の間」
富山市奥田新町81
1.平成14年7月連携排砂の実施経過について
2.平成14年7月連携排砂に伴う環境調査結果(速報)について



評価委員会



[平成14年7月連携排砂についての概要]
◇出し平ダム 7/13 20:20 連携排砂実施決定
  7/13 22:00 ピーク流入量確認(362.5m3/s)
  7/14 01:28 水位低下開始
  7/14 15:20 自然流下開始
  7/15 03:20 自然流下完了
  7/15 11:00 水位回復完了
  7/16 11:00 排砂後の措置完了

◇宇奈月ダム 7/13 20:20 連携排砂実施決定
  7/13 21:10 ピーク流入量確認(433.47m3/s)
  7/14 00:00 水位低下開始
  7/14 17:34 自然流下開始
  7/15 05:34 自然流下完了
  7/15 18:00 水位回復完了
  7/16 18:00 排砂後の措置完了
詳しくは資料−1をご覧下さい
[平成14年7月連携排砂に伴う環境調査結果(速報)]
ダム・河川・海域における、平成14年度連携排砂前、平成14年7月連携排砂中及び連携排砂1日後の環境調査結果(速報)について報告しています。
詳しくは資料−2−@及びAをご覧下さい
[近隣河川との比較(SS及び流量)]
平成14年7月10日と黒部川で連携排砂中の14日において、黒部川、常願寺川、神通川、姫川(新潟県)の各河川河口部で実施した水質調査結果(SS)について報告しています。
詳しくは参考資料をご覧下さい
[評価]
現時点の速報値から見れば、問題となる現象は見られなかった。
委員会としての評価は、環境調査結果がすべて出揃った段階で出すこととする。
[主な意見]
(委 員) 濁りについては基本的にSS値で評価し、濁度は速報値用として参考的に使用することについては了解している。今回、下黒部橋の濁度が高いのはなぜか。
(事務局) 排砂中における濁り状況の把握については、SS値が現地分析できないことから、現地で測定可能な濁度により濁り状況を把握し、速報値として使用している。濁度計の測定レンジは500度までであり、測定レンジを超える高濁度の場合は、希釈して測定し希釈倍率を乗じている。使用した濁度計は透過光式であることから、細粒分が多いと光が吸収されやすく、値が大きくなったのではないかと考えている。
なお、希釈して測定した場合、測定誤差が大きくなると考えられることから、濁度は速報用の参考値として扱っている。
(委 員) この問題については、SS粒度分析の結果も見る必要がある。
(委 員) 他河川との比較をするのならば、比較対照河川を黒部川近傍に位置し、かつ河口域の環境が黒部川と似ている河川の中から選定するのが好ましい。
(委 員) 他河川との濁りの比較については、各河川の特性があるので、単純に比較できないのではないか。
(委 員) 他の河川がどのような状況であったのか、傾向がわかるので、参考として良い。
(委 員) 宇奈月ダム直下では自然流下中は、風向きにより多少泥臭があったが、下流河川においてはほとんど臭気はなかった。
(委 員) 海域のSSとCODのコンター図については、作成範囲を調査範囲内に止めるべきである。
(事務局) 調査範囲に応じたコンター図を作成する。
(委 員) 評価は、現在、調査分析の終了していない項目による生物への影響についての評価も必要であり、今回は、速報値を対象とした評価とするべきである。



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