建設産業情報




■建設関連業とは?■
(測量業・建設コンサルタント・地質調査業・補償コンサルタント)


 道路、河川、ダム、橋梁などの公共施設は、測量・調査・計画・設計・施工・監理などの一連の業務の過程を経て建設されます。これらの業務は、国や地方自治体などの事業主体から発注され、工事(施工)の部分は建設業によって担われるとともに、工事に先だって必要となる測量、調査、計画、設計、用地補償などの業務については建設関連業によって担われています。
 この建設関連業は、測量業、地質調査業、設計業(土木と建築に分けられますが、ここでは土木工事の設計を業とする建設コンサルタントについてご紹介します。)及び補償コンサルタントに分類され、これらの業を行う者を建設関連業者と総称しています。


1.建設関連業の業務内容は?
具体的な業務は次のとおりです。
○測量業
1. 「基本測量」
全ての測量の基礎となる測量で、国土交通省国土地理院の行うもの
2. 「公共測量」
基本測量以外の測量のうち、小道路若しくは建物のため等の局地的測量又は高度の制度を必要としない測量で制令に定めるものを除き、測量に要する費用の全部若しくは一部を国又は地方公共団体が負担し、若しくは補助して実施するもの。
3. 「基本測量及び公共測量以外の測量」
基本測量又は公共測量の測量成果を使用して実施する基本測量及び公共測量以外の測量(小道路若しくは建物のため等の局地的測量又は高度の制度を必要としない測量で制令に定めるものを除く)をいう。

○建設コンサルタント
土木工事に関する調査・計画・設計・監理等に関する業務

○地質調査業
土木工事や建築工事に関する地質又は土質の調査、計測、解析等

○補償コンサルタント
公共工事に必要な土地等の取得若しくは使用、これに伴う損失の補償又はこれらに関連する業務


2.建設関連業者の登録制度とは?
 建設関連業者にはそれぞれ登録制度が設けられています。基本測量、公共測量等の業務を行う場合には、測量法に基づく測量業者登録を受ける必要があります。
 建設コンサルタント、地質調査業者及び補償コンサルタントは、国土交通省告示に基づく登録制度が設けられており、登録は任意のものとなっていますので、登録がない者も自由に営業することができます。
 国土交通省では、これら登録を受けた業者の登録情報を閲覧しており、公共事業における業者選定等に利用されております。



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北陸地方整備局建政部