建設産業情報



■下水道の役割■



1.生活環境を改善します

 下水道の整備により、トイレは全て水洗化できるようになり、同時に街の中の汚れたドブが無くなり清潔で快適な生活環境を確保できます。


2.水質を保全する

家庭や工場から排水される汚水を処理場で十分に浄化したのち放流することにより、河川や海等の水質の保全が図られます。

 石川県金沢市の市街地の南部を流れる伏見川は、周辺の急速な市街化に伴い水質が著しく悪化しました。しかし、下水道の整備が進められるに従い改善され、今では鮭の遡上が確認されたり、ホタルの幼虫の放流などが行われ、以前の清流が復活しました。

【伏見川橋地点の水質経年変化】

【市民の憩いの場となっている伏見川】


3.浸水から街を守ります

 都市に降った雨水を道路側溝などを通じて下水管へ流入させ、すみやかに市街地から排水することにより、下水道は浸水から街を守ります。

 新潟市の船見地区では、昭和59年7月の浸水被害を契機に雨水管渠等の整備を行った結果、平成10年8月の降雨では、昭和59年の約2倍の降雨にもかかわらず浸水被害を半分に軽減できました。

【新潟市船見地区の例】


4.資源を有効利用する

 下水を処理した水を再生水として利用したり、熱エネルギーを取り出したりして、空調施設の熱源として活用できます。また、汚泥は建設資材などの原料としても使えます。

【下水汚泥の資源化の一例】




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北陸地方整備局建政部