河川水辺の国勢調査（H28鳥類調査結果概要）

調査では全体で12目34科101種の鳥類を確認しました。確認状況は下表のとおりです。

調査時期	確認種数	確認状況
春季	8目24科51種	全ての季節で国外への移動を伴わない「留鳥」が確認種数、確認個体数の大半を占めていた。 4月の春の渡り期、10月の秋の渡り期は、渡りの通過途中の「旅鳥」が確認できる時期であり、当該調査においても、クロツラヘラサギ、ノビタキ、マミチャジナイなどの「旅鳥」を確認した。 6月の繁殖期は、春に日本より南の地域から渡ってきて日本で繁殖し、秋に南の地域に渡って越冬する「夏鳥」が確認できる時期であり、当該調査においても、コアジサシやオオヨシキリなどの「夏鳥」を確認した。 12月の越冬期は、秋に日本より北の地域から渡ってきて日本で越冬し、春には北の地域へ帰って繁殖する「冬鳥」が確認できる時期であり、本調査においてもコガモやマガモなどの「冬鳥」を確認した。
夏季	8目24科40種
秋季	11目28科73種
冬期	10目24科50種

現地調査で撮影した鳥類
カワウ	クロツラヘラサギ環境省絶滅危惧Ⅱ類、石川県絶滅危惧Ⅰ類	マガモ
カルガモ	コガモ	ハシビロガモ
ホシハジロ	キンクロハジロ	カワアイサ石川県準絶滅危惧
ミサゴ環境省準絶滅危惧、石川県準絶滅危惧	トビ	オオタカ環境省準絶滅危惧、石川県絶滅危惧Ⅱ類
ノスリ石川県準絶滅危惧	ハヤブサ国内希少野生動植物種、環境省絶滅危惧Ⅱ類、石川県絶滅危惧Ⅱ類	チョウゲンボウ
キジ	オオバン	コチドリ
イカルチドリ石川県絶滅危惧Ⅱ類	イソシギ石川県準絶滅危惧	セグロカモメ
コアジサシ国指定天然記念物、国際希少野生動植物種、石川県指定希少野生動植物種、環境省絶滅危惧Ⅱ類、石川県絶滅危惧Ⅰ類	カワセミ	ヒバリ
イワツバメ	ハクセキレイ	ヒヨドリ
モズ	ノゴマ	ジョウビタキ
ノビタキ	イソヒヨドリ	ツグミ
オオヨシキリ	シジュウカラ	ホオジロ
カシラダカ	スズメ	ムクドリ
ハシボソガラス	－	－

平成28年度 手取川水系調査