平成18年度 金沢河川国道事務所 記者発表資料

子ども提案の危険箇所は改善された?《道の点検簿》でわかります☆
〜「自転車・歩行者安全マップ」の危険箇所の改善状況をチェック!〜

平成18年6月19日

 市民団体(地球の友・金沢)、石川県警、石川県、金沢市、金沢河川国道事務所は、「子供たちの視点から、道路の危険箇所を改善しよう!」という考え方で作成された「自転車・歩行者安全マップ」の危険箇所について、「3年以内の改善策」と「現在の改善状況」をまとめた『道の点検簿』を公開します
 「道の点検簿」は以下のアドレスでご覧いただけます。

http://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/tenkenbo

1.経緯
 金沢市は加賀百万石の趣を残す城下町であり、曲がりくねった道や狭小な細街路が多く存在しています。朝夕の通勤時には渋滞を避け、抜け道をして生活道路に入り込む車両も多く、小中学生が巻き込まれる悲惨な交通死傷事故が発生しています。
 このため、 市民団体や小中学生の保護者などの地域住民より「安心して利用できる歩行者・自転車路を確保したい」との機運が高まり、危険箇所の情報収集と改善、交通安全の啓発を主な目的として、市民グループ(NGO)「地球友の会・金沢」、金沢市内8校の小中学校「PTA/育友会」、「金沢河川国道事務所」が協働し、「自転車・歩行者安全マップ」を作成しました。
 今回、「自転車・歩行者安全マップ」で明示された危険箇所について行政機関(石川県警、石川県、金沢市、金沢河川国道事務所)が回答した「3年以内の改善策」と「現在の改善状況」をまとめた《道の点検簿》を公開します。

2.「自転車・歩行者安全マップ」の取り組み内容
  1.  市民団体である「地球友の会・金沢」、金沢市内8校の小中学校「PTA・育友会」、「金沢河川国道事務所」が協働し、「自転車・歩行者安全マップ」を作成。
  2.  分担は市民団体の指導のもと、自転車や歩道を利用することが多い小中学生とその父兄約4000名が校下の道路状況を現地調査し取りまとめ、マップ原案を作成、金沢河川国道事務所が校正と印刷を担当した。
     作成したマップは、校下に約8000部配布し地域ぐるみの交通安全を啓発。
     ・H14…金沢市立森本中学校校下(森本地区マップ)
     ・H15…金沢市立鳴和中学校校下(鳴和地区マップ)
     ・H16…金沢市中央地区の小中学校校下(金沢城下町マップ)
     ・H17〜…金沢市駅西地区の小中学校へ拡大中
  3.  現在、PDCAサイクル(※)に基づいてフォローアップを展開中。市民団体、PTA・育友会、石川県警、道路管理者(国・県・市)による意見交換会を開催し、関係機関が一体となって危険箇所を改善している。
     現在の改善率は、森本地区52%、鳴和地区51%、金沢城下町地区14%であり、3年以内を目標に順次改善中。
  4. H18年6月19日より、道の点検簿により改善状況をHPで公表し、情報公開に努めている。

※PDCAサイクル…計画を立て(Plan)、実行し(Do)、その評価(Check)、に基づいて改善(Action)するというサイクル。


《別紙》

道の点検簿ホームページの構成 【PDF:523KB】