1. 金沢東部環状道路事業の目的
金沢東部環状道路は、地域高規格道路「金沢外環状道路」の山側幹線の一部をなす道路であり、一般国道159号津幡バイパス終点の金沢市今町を起点とし、同市鈴見台を終点とする延長9.4kmの道路です。
本道路は、金沢市中心部に流入する通過交通を適正に分散することで、国道8号や国道159号など幹線道路の渋滞緩和に大きく寄与し、北陸自動車道や能登有料道路といった高速交通体系と一体となることで石川県内の交通ネットワークを形成していきます。
金沢東部環状道路は、現在までに今町〜月浦町(金沢森本IC)間(延長3.4km)、東長江町〜鈴見台間(延長2.4km)を一部暫定2車線で供用開始しており、未供用区間月浦町(金沢森本IC)〜東長江町間(延長3.6km)については、3つのトンネル工事を含め、平成17年度末供用を目指して事業を推進しております。
今回貫通する『神谷内トンネル』は未供用区間の中程に位置し、延長324mトンネルです。3本のトンネルのうち最初に貫通するものであり、今後引き続きコンクリート巻立や路面舗装、安全設備等を整備していきます。
2. 『神谷内トンネル』工事の概要
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