平成16年度 記者発表資料
 
国道157号(片町)の歩道部の隆起について(第3報)
 
平成16年7月8日 23:00
第1報 (7/8 14:00) | 第2報 (7/8 17:00) | 第3報 (7/8 23:00)


 本日、11時30分頃に国道157号で発生した歩道部の隆起に関し、原因と今後の対応等について説明します。


〔タイルの構造〕
歩道断面図
歩道断面図
歩道の断面は図の様にコンクリートの基礎の上にモルタル(コンクリートの一種)で整地を行い、その上に扇状の模様に磁器製のタイル(10cm×10cm)を設置しています。
〔タイル舗装の設置年〕  
 昭和60年代前半に整備したものです。 破損したタイル
破損したタイル

〔隆起の原因〕

  • 破損の状況を見ると、写真の様に磁器製タイルと調整モルタルは一体化しており、モルタルとベースコンクリートの間に空隙が発生しています。この空隙は、気温差による長年の膨張、収縮の繰り返しにより生じたものと思われます。
  • 本日は金沢市の日中の最高気温が35度と今夏一番の暑さであり、また破損した箇所はいずれも直射日光が当たり、表面温度が約50度となっていたことから、老朽化した箇所が急激な膨張に耐えられず破損したものと思われます。

〔今後の対応〕

  • 本日は13人体制で、むさし交差点〜野町広小路交差点間のタイルはくり点検を行いました。当面は同区間について気温が30度以上の場合に毎日徒歩による点検を実施することとします。
  • 仮復旧した箇所については、出来るだけ早く本復旧を実施する予定です。
  • 同様のタイル舗装を行っている箇所については、今後、点検をより頻繁に行い、空隙を早期に発見することにより、破損を未然に防ぐよう努めることとします。



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