1.事業実施の背景
西念交差点立体化事業
◆一般国道8号西念交差点は、一般国道8号と主要地方道金沢田鶴浜線(通称:駅西50m道路)が交差する主要交差点です。
◆一般国道8号は、広域交通、都市内交通をともに担う主要幹線道路です。西念交差点付近では、現在、1日あたりの交通量は約7万台/日(北陸道を含めると約10万台/日)、一方、交差する主要地方道金沢田鶴浜線では、1日あたりの交通量が約4万台/日と、県内で最も交通量の多い交差点の1つであり、激しい交通渋滞が発生しています。
◆このため、平成11年度から西念交差点の立体化に着手し、平成14年8月30日に上り線(富山方向)の完成を経て、このたび、上下線とも立体化が完成し、供用する運びとなったものです。
諸江〜南新保間6車線化 ※上り線(2車線→3車線)完成供用済み
◆西念交差点から富山方向の金沢市諸江から南新保間の一般国道8号は、諸江交差点、南新保交差点が近接していることから慢性的な渋滞が発生する区間です。
◆このため、緊急渋滞対策として、現在、片側2車線のところを3車線へ拡幅し、道路の容量を拡大する対策を平成15年度より実施しています。
◆通常、道路の拡幅には、拡幅に必要な土地に住居や店舗がある場合は、その移転等に期間を要しますが、今回、拡幅に使用する土地は、一般国道8号と北陸自動車道に挟まれた更地を利用したため、計画から完成まで短期間で完了しました。
◆既に、上り線(富山方向)は、平成16年3月に供用を終え、諸江交差点を先頭とした渋滞の長さが2,500mから140mに約1/18の縮減が図られる等、大きな渋滞解消効果を発揮しています。
◆今回、下り線(福井方向)の3車線化が供用すると、西念交差点立体化の整備効果とあいまって、高い渋滞緩和効果の発揮が期待できます。
2.工事の概要
西念交差点立体化 | 金沢市諸江町〜南新保町間 6車線化 |
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区 間 | 金沢市西念 | 金沢市諸江町 |
区間延長 | 783m(土工区間473m、 橋梁区間310m) |
1,320m |
事 業 費 | 約40億円 上り線(富山方向)約20億円 下り線(福井方向)約20億円 |
約4億円 上り線(富山方向)約2億円 下り線(福井方向)約2億円 |
3.その他(今後の記者発表予定)
供用後の渋滞等の交通状況を測定し、速報でお知らせする予定です。
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