金沢河川国道事務所

第3回活動 --平成22年8月24日(火)〜25日(水)

  • 手取川現流域調査(白山登山)
8月24日 8月24日 8月24日

【1日目】8月24日(火)

 7:00金沢河川国道事務所 発

10:15登山出発(砂防新道にて)

  甚之助谷地すべり事業等説明

13:25昼食(避難小屋〜十二曲がり間)

13:50出発

15:00室堂 着

16:00御前峰(山頂) 着

〜砂防事業の説明〜

18:00夕食(室堂)

8月24日
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8月25日

【2日目】8月25日(水)

  3:30起床

  5:00御前峰 着  〜御来光〜

  7:55室堂 発 (とんび岩コース)

  9:40南竜山荘 着 〜甚之助谷
     排水トンネル工事概要の説明〜

 12:50中飯場 着

 13:40休憩施設 着(入浴・食事)

 16:30金沢河川国道事務所 着

8月25日
8月25日 8月25日 8月25日
活動感想

【伊藤(真)】5年ぶりの白山登山でした。昨年はちょっと病気もしていて、膝に支障もあり、体力的についていけるか心配だったのですが、無事登頂下山出来、本当に行ってよかったと思っています。両日とも天候に恵まれ、色とりどりのお花が綺麗で最高の登山でした。行きは登ることに必死でしたが、下山は甚之助谷、万才谷、別当谷の説明等にも耳を傾ける事が出来、いろいろ勉強になりました。特に南竜山荘の倉庫での監督さんのお話では万才谷から赤谷へ地下水流入を抑制する為の排水トンネル工事にかかっている説明を聞き、これから何年もかかって短い工期の中で自然に立ち向かいながら頑張っていかれる皆さんに応援したいと思いました。年々、少しずつ自然災害でくずれて行く山々とこうした砂防工事事業で私達の安全を守ってくれているのだという事を、多くの人達に知っていただきたいです。ガイドの干場さん、砂防科学館の山田さん、国交省の皆様、ありがとうございました。楽しい2日間でした。

【松本】平日なので登山者も少なめの八月の登山。日ざしが強い時間からの登りなので少々不安を感じましたが、8名の少数の故か、口もしっかり動き、足も元気良い出足でホッ。またたく間に別当覗きに到着、霧が上がってきて、景色が見えず残念。甚之助谷の崩れと十二曲がりからのちらっと別当谷の崩れが昨年よりひどくなって、白山の砂防対策は追いつかないのではと思ってしまいました。お花(カライトソウ、ハクサンフウロ)畑は見事に咲き誇り、見とれながら何とか室堂まで到着。翌朝、御来光を見るため、午前3時頃起床、すぐ御前峰にアタック。暗い道を登り、頂上で雲に少々隠れた日の出を拝み、神主さんより参拝。御神酒をいただき、由来などの話もうけたまわって初めての経験で興味深かったです。下山途中、子熊さんが走っていく光景も体験し、びっくりしました。ほとんど人気のないトンビ岩コースを下り、南竜山荘に到着後、飛島建設を訪問。コーヒーをごちそうになり、リラックスムードの中で現場の苦労やら工事の様子をうかがって大変な仕事と思いました。下山は霧も余り出ず、砂防工事の現場や案内リーフが必要な場所やいろいろと見学できました。とにもかくにも、無事白山登山が終えて良かったです。 <ビューマップポイント> ・別当覗 別当大崩れの砂防についての説明と危険のお知らせのレリーフ、写真と超ワイド ・南竜分岐 大正時代の残った堰堤の説明、写真 ・甚之助小屋 小屋から見える甚之助谷の移動説明・レリーフ ・とんび岩 トンビ岩コースの由来とコース説明・レリーフ 写真、超ワイドも

【伊藤(弓)】今回はお天気に恵まれて、そして全員無事に登山ができてとても良かったです。御前峰で御来光も拝め、頂上で神主さんから白山についてその周辺等の説明を受け、その後祝詞、御祓いあり、それらの経験はすばらしかったです。室堂へ下りる途中で子熊に遭遇するというおまけもありました。今年は8月だったのでお花もたくさん咲いていて楽しめました。景色の素晴らしいビューポイントはたくさんありました。甚之助小屋から南竜分岐の間に何ヶ所か、そしてトンビ岩コースで南竜山荘への途中。そして斜面崩壊が見える場所は別当覗、そして別当覗から甚之助谷へ至る途中の所。マップ作成と同時に立て看板も設置したらどうかなーと思います。それには説明だけでなく道の端に近づかないようにとの危険標示も付けて。

【道脇】心配していた炎天下の登山でしたが、そんなに強い日差しでもなく、ご来光も拝め、素晴らしい天候に恵まれての登山でした。南竜山荘での現場では、激励のつもりが、温かいコーヒーとお菓子を頂き、とんび岩コースでの疲れが吹っ飛びました。何にもない所での泊り込みでの作業は本当にご苦労様です。南竜山荘からの岐路、大正時代に作られた石垣の砂防工事を見てびっくりしました。今のように機械のない時代に、こんな山奥でよく工事が出来たものですね。万才谷から赤谷までの排水トンネルを作る。そのための機材を運ぶためのケーブルカー作り。本当に遠大な工事ですね。今回は所々で説明していただき、本当に分かりやすかったです。ビューポイントですが、私が一番驚いたのは、別当覗きから甚之助小屋に行く途中、急に視界が開け、目の前一面がけ崩れ!去年はこんなにひどかったかしら?(歩きやすいようにきれいに木で歩道を作ってある所です)

【加藤】酷暑の中、思うように体力作りも出来ずに少々の不安を抱えながらの白山登山でした。今回は日程を1ヶ月ほど早くしていただき、お陰様でハクサンフウロをはじめとする高山植物の素晴らしい群生に出会え、大変に感動でした。私は3回目の登山で、2回とも弥陀ヶ原で断念し、初めて頂上にたどり着き、お日の出を見た時は本当に嬉しかったです。また下山時は頂上付近で熊に出会いびっくりしましたが、良い思い出になりました。肝心な、ビューポイントマップ案を作成するために何処が良いかと話しながら登っていましたが、途中から苦しくなり、登山するのに精一杯で考えられずに申し訳なかったです。毎回、上流域の山肌の様子が変わり、土砂崩壊が多くなっている淋しさを感じます。皆さんのお陰で事故もなく、無事下山する事が出来ました。本当にありがとうございました。

【餅井】国交省職員5名、山田さんを含む女性特派員9名、ガイドの干場さん、計15名からなる白山登山が中飯場から始まりました。南竜分岐から黒ぼこ岩までは、高山植物が一斉に咲きほこり、色彩がとても鮮やかでした。無事に室堂まで着きたかったのですが、五葉坂の入口付近で急に両足がつってしまい、ストック2本でなんとか歩く事が出来ました。数ヶ月間の運動不足が祟ってしまったのです。職員の方にも大変迷惑を掛けてしまい、深く反省をしました。25日の御来光は眩しくて、神々しいものでした。御神酒を頂き、室堂への下山をし始めて5分くらい経った頃に山頂の方からゴロゴロと子熊が落ちてきました。一瞬私はフリーズ状態でしたが、子熊は体勢を整えてから、ハイマツ林へ逃げ去って行きました。これからは鈴を付けて登山をしなければ、と思いましたね。帰りの下山はとんび岩コースからです。ガイドさんからは途中一箇所に難所が有りますからと聞いて心配をしていましたが、その場所はきれいに整備されており、歩きやすくて助かりました。南竜山荘でのトイレ休憩、飛島建設事務所への訪問後、南竜分岐へ向かいました。途中では、万才谷・赤谷の地すべり対策の説明を聞きました。100年以上も前に作られたえん堤の前を通り抜けました。このえん堤には説明の看板でもあったら、と思いました。今回の白山登山もゆっくりとした歩行でしたので、疲れ知らずでした。ありがとうございました。※金沢駅発のバスの中で貰った白山砂防科学館のPR用リーフレットは、とても見やすく、案内図も解りやすくなっていて、可愛いマスコットのさぼちゃんも2コマ入っており、良かったです。

【三守】天候と健康に恵まれた白山登山!登るペースもゆっくりだったので、たすかりました。室堂に到着し、今年も御前峰に登頂しました。ながめも最高で満足しました。たくさんのホシガラスが松ぼっくりの実を食べていました。とてもかわいかったです。二日目も天気に恵まれ、御来光を楽しみに登頂しました。雲が切れて御来光がきれいに見えたらもっとよかったです。神主さんより御神酒を頂きました。今年はいい事がありそう!みんなで下山した時、私達の横を子熊が猛スピード走って行きました。私はギャーと大声で叫ぶだけでした。怖かったです。これもまた良い思い出です。全員無事に下山出来、本当にありがとうございました。