金沢河川国道事務所

 第1回活動--令和3年7月13日(火)

 令和3年度第1回目の活動は、白山砂防事業概、土砂災害に対する国の取り組み、今年度の金沢河川国道事務所の事業概要について学びました。
 全国の土砂災害の発生状況や被災状況などの解説、災害に対する国の取り組み、砂防施設の効果事例についても学ぶことができ、今後の特派員の活動の参考になりました。

  ★参加人数★
     6名

  ★学習内容★
1.令和3年度(第19期)活動計画概要について

2.白山砂防事業概要について
1)土砂災害に対する国の取り組みについて
 ・中ノ川斜面崩壊について
 ・砂防関係のソフト・ハード対策
 ・広報啓発活動について
 ・全国の施設効果事例
      
2)直轄砂防事業・地すべり対策事業の概要
 ・令和3年度砂防及び地すべり対策事業実施箇所

3.今後の広報活動について
 ・小学生向けの広報活及び資料作成
 
4.質疑応答
 

  • 第1回活動状況
 
白山砂防事業概要説明を
受ける特派員
  今年度事業実施箇所の
詳細説明を受ける特派員
 
説明を真剣に聞き入る特派員   特派員の質問に応える
流域対策課長
活動報告 【特派員@】
 久しぶりの活動ということで、懐かしい顔、新しい顔と対面できました。
 新型コロナウイルスの影響もあり、継続の方も5名となり、最後のご挨拶もかなわないまま修了となってしまった方もいらっしゃり、寂しく、残念な気持ちです。
 しかし、国土交通省の方々も全員替わられて、新しい特派員も2名加わりましたし、私自身新鮮な気持ちでこの第19期の活動に参加していきたいと思っているところです。
 正直、この先コロナウイルスの感染状況がどのようになり、ワクチン接種がどこまで進み、効力を発揮するのか不透明であり、砂防特派員活動がどのように実施されていくのか不安ですが、許される範囲での活動をお願いします。
 近年は、全国的にも土砂災害が多く報告されています。
 春には白山市の旧鶴来地区で土砂が流出し、畑や田んぼも被害を受けました。
 幸い人災はありませんでしたが、身近なところでも土砂災害は発生しています。
 その前を通るだけでも土砂災害の発生した状態を少しは感じていただけるのではないかと思います。
 今まででしたら砂防科学館の見学や手取川ダムの見学などもありましたが、現場見学は、今のところ9月上旬の白山砂防施設見学(尾添川流域)の1回だけとなっています。
 もし、可能であれば赤岩堰堤、市ノ瀬堰堤(見学用の通路・ステージが設置されている)の見学ができればと思います。
 時期は、工事の進捗から遅くとも10月上旬までに行けるといいのですが、尾添川流域見学時期と近くなってしまいそうですし、厳しいかもしれません。
 一つの参考にしていただければと思います。
 限られた活動になるかと思いますが。
 一年間よろしくお願いいたします。

【特派員A】
 新しいメンバー2名が加わり、2年ぶりに白山女性砂防特派員の活動が再開されました。
 今回は『白山における砂防事業』『近年の土砂災害』についての、説明がありました。
 写真や地図を使っての説明でとてもわかりやすかったです。
 特に印象に残ったことは、白山砂防事業の歴史です。
 当時の工事は施工条件の悪い中、歩荷による資材運搬や現場でコンクリートを作っていたなど、様々な苦労を知りました。
 そして、現在は無人化工事も一部では行われているとのこと。
 砂防事業の必要性とその役割を知るとともに、携わる方々に改めて感謝しました。
 質疑応答の場面では、多くの意見・質問などがあり、手取川ダムや中ノ川斜面崩壊など様々なお話を聞くことができ、活発な会議となりました。
 今年度の活動は、制限されることも多くあると思いますが、様々な砂防堰堤や砂防工事などを見学できればと思っています。
 やはり、現場のスケールの大きさはいつも圧倒されます。
 白山周辺の立体マップありがとうございました。
 上から見たり横から見たり触ってみたりと、ワクワクしながら楽しめました。

【特派員B】
 1年半ぶりで行われた白山砂防女性特派員活動。
 20数名いた会員もコロナ禍で7名になってしまった。
 白山砂防事業内容を聞いていて現場見学させてもらった所や、6月には大和デパート近辺で災害防止のチラシとタオルを配った事など想い出されました。
 微力ではありますが、少しでも防災の役に立つ事ができればと思っております。
 そのためにもコロナの終息を願い、白山砂防科学館の一人でも多くの見学者が来ていただけたらと思います。
 この1回目の研修翌日に白山へ行ったら早くよりヘリコプターの音が聞こえ資材を運んでいました。
 万才谷排水トンネルの効があり、地すべりが終わってほしいと思いました。
 沢山の人が危険な工事にたずさわっていることに感謝し、安全登山ができました。
 ありがとうございます。

【特派員C】
 濃い内容のご説明、ありがとうございました。
 質疑応答の時間がもっと長めに設けてもらってもよかったかな、と思いました(女性はお話好きが多いのと、初回ですので親睦を深めるという意味合いから)。
 コロナを気にしながらの活動計画の立案は難しいかと思いますが、できる範囲で、見学等実施できれば嬉しいです。
 状況が合えば続けて参加したいと思うので、来年以降とかに活発な活動を楽しみにしています。

【特派員D】
 まずは、令和3年度(第19期)の白山砂防女子特派員活動にようやく参加できて大変嬉しく思っています。
 白山が好きで登山道を歩くたびに目にする堰堤群がずっと気になっていました。
 人工物でありながら周囲の景観に馴染んでいる(主観です♪)ようすを好ましく思うとともに、こんな高山地域で、何十年も前からこんなに大掛かりな土木工事が続いていることに驚きました。
 おととし、とある勉強会で、柳谷や別当谷の砂防堰堤群、雨量観測所などを見学する機会を得てからますます興味が尽きなくなり、「砂防」検索から特派員活動に行きつきました。
 そして初顔合わせ。
 期待と不安でドキドキ・・・でも先輩の皆さんはとてもフレンドリーでした。
 福島課長のお話もとてもわかりやすく、白山砂防の中身を知れば知るほど、熱海市の土石流災害が我がことのように感じられました。
 白山が好きだからこそ、伝えておかなければいけないことがたくさんあると思いました。
 重くなり過ぎず、変な云い方ですが、砂防を楽しんで吸収してもらえるような発信がしていけたらと思っています。
 微力ですが、どうぞよろしくお願い致します。