金沢河川国道事務所

第4回活動--令和元年8月28日(水)

 第4回活動は、尾添川流域で行われている砂防事業の現場見学をしました。
 あいにくの雨になりましたが、午前から午後にかけて、中ノ川第1号砂防堰堤と中ノ川資材運搬道路にて、現在進められている工事現場を間近で見学し、砂防事業や施工状況の説明受けました。
 その後、女性特派員の広報活動に際した、ツイッターの活用などの意見交換をしました。

★参加人数★
   6名

★白山砂防施設メモ★

《中ノ川第1号砂防堰堤》
 平成25年度より改築工事に着手しており、大きく削られた堤体を厚く・高く補強すると共に、水通し部に摩耗しにくい特殊な素材を使用することで、土石流や大規模土砂流出などの土砂災害に対する下流域への安全性の向上を図ります。

《中ノ川霞滝法面対策工事》
 平成26年に大規模斜面崩壊した中ノ川資材運搬道路の霞滝橋周辺の法面対策を行い、通行不能となっている中ノ川資材運搬道路の復旧を図ります。

  • ★尾口砂防出張所管内(中ノ川第1号砂防堰堤改築工事)現場見学★
 
あいにくの雨の中、工事概要説明を聞きます
 
轟音を上げる河川の水量に、自然の脅威を感じました。
日頃立ち入れない現場に、圧倒されます。

★尾口砂防出張所管内(中ノ川霞滝法面対策工事)現場見学★
土砂降りの雨の中、現場概要の説明を聞きます。
悪天候の中、この現場の大変さを目の当たりにしました。
 
VR(バーチャルリアリティ)ゴーグルで、工事現場をドローンで
撮影した映像を体験しました。
 
 
 あったまる昼食を頂いた後は、今後の広報活動について
意見を交換しました。
  
活動報告

小林】【山口(敬)】【山岸】【達田】【小柳

小林
 ほとんど一日雨の日。6名で中ノ川第1号砂防堰堤見学。資料の表紙のように、真ん中が真っ二つに割れていた。平成25年より工事をし、今は左側の鱗壁にする工事が残っている状態。堰堤の役目を果たしていることが、土砂がたまっている事で確認できます。それよりすごい水量で、茶色に混濁した赤色の編目状の模様で落ちてくる様は、音と共に吸い込まれそうになりました。工事場直下までの道が浸水してしまいました。三つの川の合流点になり、中ノ川の混濁がきわだっていました。
 次は霞滝法面対策工事現場の見学。なにしろ急斜面での場所で、落石との戦いのように見えました。
 ドローン撮影で、安全で正確な測量ができるなんて、びっくり。直接行く人の姿はみられませんでしたが、大きな岩が現に落ちているのを見ても、仕事の大変さがわかります。雨の中、土砂崩れがない事を祈りつつ、早く道が開通することを願っています。
 
山口(敬)
 今回は、尾添川流域の中ノ川第1号砂防堰堤と霞滝近くの崩落の法面対策工事現場に行ってきました。
 第一の感想は、恐怖さえ感じる位の自然の脅威を目の当たりにしたということです。中ノ川砂防堰堤を間近で見える所に移動した際に、堰堤をゆうに越えて、怒濤のような土石流が流れてくるというより、茶色の分厚い塊が連続して飛び出して、その表面が水のなめらかさではなく、網目状になっておちてくる様は、今までに見た事がないものでした。ちょっとした雨で、決して、前日、当日も豪雨ではなかったのに、この脅威に対処するためには、大変な工事が必要とされている事に、身を持って気づかされました。
 次は、霞滝付近の崩落現場の真下まで見せて頂き、100m垂直のような崩れで、道路の鉄製の橋梁がねじ曲がって損傷した上に、大量の土石の埋積が道を防いでいるのを見て、これまた自然の脅威を感じさせるものでした。
 緊急対策は必須で、危険が隣合わせの現場での工事されている皆さんの御苦労は計り知れません。

山岸
 秋雨前線の影響で、当日まで危ぶまれるような天候でしたが、無事活動を終了することが出来良かったです。
 関係者の方々は雨の中、準備等大変だったと思います。本当にありがとうございました。
 「中ノ川第1号砂防堰堤改築その2工事」の現場は何度か行った事がありますが、あれだけの激流時に、堰堤前の通路へ行った事がなかったので、正直恐かったです。逆に、現場が休工になるのが納得できるような、リアルで貴重な体験が出来、良かったのかもしれません。
 「中ノ川霞滝法面対策工事」は、現場に行く道自体が、落石などで危険で、無事に見学し帰ってこれた事でほっとしました。しかし、天気が悪かったので、実際にアンカーを挿入している状況や斜面の感じが見られなくて残念でした。
 「露天風呂に行くのはいつ頃になりそうですか?」と質問がでていましたが、早急には難しいようでした。
 現場へ行くだけでも大変で、天気が悪ければ、現場がどういう状況になるかという雰囲気を、少しでも感じる事ができたのではないかと思います。
 今後、各現場ではどういうところが大変で、それを克服するためにどのような工夫をして乗り越え、改善してきたかなども聞いてみたいなぁと思いました。
 これからも、安全に作業される事を心より祈っています。

達田
 今回の施設見学は、尾添川流域で行われている2箇所の現場を訪問しました。最初に訪問した中ノ川第1号砂防堰堤は昨年も見学しているので、あれからどの程度工事が進んでいるのか注目していたところ、当日は生憎の雨。
 軽く雨が降っただけなのに、土砂混じりの水が轟音を響かせながら押し寄せてくるのを目の当たりにしました。
 以前の堰堤より浸食されにくい素材を使用しているそうなので、より長い期間機能を発揮してくれればと思います。
 次に、平成26年に斜面崩壊した霞滝付近の法面工事を見学。崩壊した法面を補強しないと再崩落の危険があり、道路にも溜まった土砂も取り除けないとのこと。脆くて急斜面の危険な現場であることから、最新の技術と細心の注意をもって作業されているのが印象に残りました。危険な箇所で作業されている作業員の皆様に感謝致します


小柳
 第4回活動は、尾添川流域の砂防施設見学でした。
 2箇所見学予定でしたが天気が悪く、中ノ川第1号砂防堰堤は河川増水の影響などで、現場作業がストップしていましたが現地に行き、現場担当者から施工状況などを説明して頂きました。
 現場の目の前まで行きましたが、河川は土砂が混じり、すごく濁っていて、ものすごい勢いで流れていました。周りの声が聞こえないくらいの濁流でした。実際に悪天候時に現場に行ったおかげで、平成29年まで徐々に土砂などによって削られるのがわかる気がしました。
 2箇所目の霞滝法面対策工事の現場もとても危険な場所で、険しい道を行きました。今でも天候が悪い時などは、落石などがあるそうです。
 現場ではとても分かりやすい資料を作って頂き、またVRでリアルに体験する事が出来ました。
 2箇所に行って感じたことは、天候によっては危険なので、作業が中々進まず、どちらの現場も大変な作業しているということです。
 お忙しい中、現場担当者や尾口砂防出張所長さんには、大変ありがたい体験や勉強をさせて頂きました。
 ありがとうございました。