金沢河川国道事務所

第2回活動--令和元年6月3日(月)

 第2回活動は、土砂災害防止月間広報キャラバンの出発式を、金沢河川国道事務所長及び石川県土木部長出席のもと、県庁前で行い、香林坊大和前へ移動、土砂災害に対する注意の呼びかけとビラ配りを行いました。
 その後、キャラバン隊長の2名は白山市役所や鶴来支所・各市民サービスセンター(吉野谷、尾口、白峰、鳥越、河内)へ土砂災害の防止に関する広報キャラバンに出発しました。
 キャラバン隊長以外の特派員は、小松市しみん防災館にて、シアター鑑賞や消火器、煙体験を通じ、防災意識を学びました。

★参加人数★

   8名

★見学箇所メモ★

小松 しみん防災館(小松市民防災センター)
 
 ・防災シアター 映画館のようなスクリーンで地震を知ることができます。また、映像と共に座席が揺れるので地震の怖さをよりリアルに体験できます。
 ・消火器体験コーナー いざという時の為に消火器の使い方を覚えます。
 ・煙体験コーナー 煙の怖さ、特性をしっかり覚えて安全にすばやく避難することを体験します。


  • ○ 土砂災害防止月間広報キャラバン ○
 
キャラバン隊出発式
 
答礼をするキャラバン隊長中川雅子さん(左)とキャラバン隊出発(右)
 
街頭広報活動(金沢市香林坊)
 
 白山市役所・支所訪問

  • ○ 施設見学 ○
煙体験コーナーで煙の怖さを体験する特派員
 
消火器体験コーナーでいざという時の消火器の使い方を体験する特派員  
 
 レスキュー車の装備に驚き!(左)命の重さを感じます(右)  
 
思わず運転席へ乗り込む特派員(左)平和な日々に感謝ですね(右)  
活動報告

中川】【山口(敬)】【國田】【山口(昭)】【達田】【山岸】【餅井】【小林

中川
 
 女性特派員の活動も早くも6年目を迎えます。毎年皆様に甘えてお願いしていたキャラバン隊長のお役を今年やっと果たすことができてホッと致しました。
 県庁での出発式では、緊張しつつも、落ち着いて答礼文を読むことができ、たくさんの方々の思いを乗せて、キャラバンカーで出発しました。   香林坊での広報活動には、ぶんぶんボウルのお二人の参加により、足を止めてチラシを受け取って下さる方が多く見られたように思います。
 また、白山市役所、鶴来支所、白山麓の各サービスセンターでは職員の皆様に温かい激励の言葉を頂き、山口昭代さんとともに、一日隊長の務めを終えることができました。梅雨を前に土砂災害についてもう一度考える機会となり、災害のない一年になるように願うばかりです。
 
山口(敬)
 
 6月恒例の「みんなで防ごう土砂災害防止月間」の広報活動で、香林坊大和前でビラとタオル配りの配付をしました。今年は、配付のパンフレットに「避難を判断する情報とわたしたちがとるべき行動」が分かりやすく図解されていてよかったと思いました。
 午後からは、小松しみん防災館にて、これまでの自然災害や防災についての経過や、最近の傾向などの説明を受けました。特に印象に残ったのが、『避難勧告がでたら避難する』という私達の意識が、ややもすると『避難勧告がでなかったら避難しなくてもよい』と誤解されてしまっているのではないかということです。
 昨今の自然災害は、新しい局面に来ており、ともすると『異常の常態化』で、予測不可能なことがいつでも起こりうるというということで、こちらにも危機感が伝わってきました。
 そして、行政ばかりを当てにするには、限界がきており、待つ自助ではなく、主体的な自助意識を持ち、又、自助より共助の気持ちが、より大切で効果的なのではないかと私たちになげかけて下さいました。
 また、大型3Dシアターでの地震体験、煙体験、消火体験など、最後に、レスキュー車などの消防車両も見せて頂き、命の重さを感じながら、有意義な時間を過ごさせて頂きました。
 関係者の皆様、ありがとうございました。
 
國田
 
 街頭広報活動が、香林坊大和前で例年通り実施されました。今年は、報道関係の方が何組か見えて、撮影風景もあり、いつも以上に活気づいた活動でした。
 新聞社の方だと思いますが、何を伝えようと思って活動しているかと質問されました。毎年思うことですが、通りすがりの方を引き留めて話すこと、伝えることの難しさです。「突然の自然災害から、大切な命は自分で守る」ということ。その一言に、「土砂災害から命を守るために」のパンフレットを添えてお渡しする、通りすがりの方を引き留める瞬間に伝えることはそれしかありません。
 いろいろな目的を持って大和前を歩く人、時間を急ぐ人、一人の老人は急ぎ足で「うるさい!だまれ!」と走り去りました。
 一方、近くにいる娘にも伝えますと熱心に聞いて下さる方もいました。本当に大切なことが、どこまで伝えられたのか、いつも考えます。予測できない災害が年々起こっているのだから、地道に伝えていきたいです。他の団体の方々の活動に同伴させて頂き、学ぶところが多い時間でした。
 見学会の小松市民防災センターでは、体験を通して、防災や避難の実際を学びました。煙体験では、指導者の方の説明に従い行動することで、迷うことなく短時間で脱出することができました。煙に包まれる怖さもわかりました。
 最後にピカピカに磨かれた消防車、いろいろな救済機器を搭載したはしご車、救急車などの説明を受け、そこで記念撮影をしました。幼児期に帰ったかのように感動しました。ありがとうございました。

山口(昭)
 
 土砂災害防止広報のキャラバン隊の一日隊長として、県庁・白山市役所及び市内の各市民センターに訪問させて頂きました。山間部の市民センターでは、災害時など避難所になっているとお聞きし、地域に根ざした各市民センターの役割を知ることができました。
 また、県の職員の方から、県の砂防事業についてのお話を聞く機会がありました。それに加え各市町村の砂防事業についても教えて頂き、それぞれの事業の違いを少し理解できました。
 他のメンバーが訪問した「小松しみん防災館」にて様々な体験をされたとお聞きし、機会がありましたら、是非行ってみたいと思いました。
 キャラバン隊として参加させて頂き、お世話になった方々に感謝しております。機会があれば、またキャラバン隊に参加したいです。

達田
 
 土砂災害防止月間のキャラバン隊出発式の後、恒例の香林坊での広報活動を行いました。今回のチラシは今までと異なり、避難方法など、いざというときに参考になる、具体的な内容になっていたので、よかったと思います。皆さん、ただ受け取るだけではなく、内容を確認しながら説明を聞いて下さる方も多く、災害への関心の強さを感じました。
 その後、小松しみん防災館を訪問し、土砂災害についての講演を聴講しました。
 昨年の7月豪雨による被害例・体験談は、自宅内の垂直避難さえ困難な高齢者や、身体が不自由な方の、早期避難の重要性を実感しました。
 (避難所に行けない際の)自宅での垂直避難は、昨年実施した、小学生向けの広報活動でも、呼びかけてはいるのですが、石川県内では、高齢者の同居の世帯も少なくないと思いますので、今年から運用開始された、警戒レベルの説明と合わせて、伝えることができればと思います。
 しみん防災館は消防署にあることもあり、煙が充満する部屋から避難する訓練や、消火器の使い方も体験しました。
 知識としては理解していても、実際に体を動かして体験しないと、いざと言うときに、速やかに動けないですね。体験したことを実生活に生かしていけるよう、防災グッズ等の確認を、改めてしなければと感じました。
 貴重な体験をありがとうございました。

山岸
 
 県庁で行われるキャラバン隊の出発式は、お天気に恵まれ、例年通り滞りなく実施できました。
 その後の広報チラシ配布については、やはり通行される人は少なかったものの、テレビ局の取材等もあり、広報活動の一助にはなったのではないかと思います。
 午後の小松市民防災センターへは、初めて見学に行かせて頂きました。早く到着したおかげで、所長さんの貴重なお話を伺うことができ、大変勉強になりました。印象に残ったのは、次の2点です。
@夜に避難指示が出ていても暗くて避難所に行きにくい。余計に危険。 避難指示が出ていなくても、自主的な意識を持って自分で自分の身を守る(自助意識が大切)。   
A特に要介護の人は避難所に行きたがらない(トイレの設備等がない) ので緊急連絡先(親戚など)の方に迎えに来てもらう。
 また、小松市民防災センターの2階では消火体験と煙体験をさせて頂きました。
 消火器での消火体験はしたことがありましたが、煙体験は初めてで、部屋の外にいる人達が、体験している人の現在地を、ランプで知ることができるということも、プレッシャーになり緊張しました。「煙は上に上がるのでなるべく体制を低く して」というアドバイスを今後にいかしたいと思いました。
 消防関係の車両で、工作車両の存在を初めて知りました。いろんな状況を想定して装備内容が充実しており、レスキュー的な使用が多いのかなと思いました。お忙しい中、つたない質問にも丁寧に答えて頂き、詳しく説明もして頂いて感謝の気持ちで 一杯です。
 この体験で教えて頂いたことを少しでも今後の活動に役立てていきたいと思います。
 どうもありがとうございました。

餅井
 
 県庁前からの出発式展の内容が、例年より、少し短い時間のような気がしました。気温も、ほんの少しだけ暑いかなと思われる程でした。移動後の香林坊大和前では、いつになく、外国からの観光客が通行しており、来年度からは、英語で砂防のことを説明できるようにと思いました。
 今年初めての、ぶんぶんボウルのお二方の、広報活動のお手伝いが短時間ですが有りました。これからも芸能人の広報活動があっても良いかとも感じとれました。
 午後からは、小松市内への移動です。小松市中心部にある小松市民防災センターの、3Dシアターの地震体験は、迫力があり恐かったの一言です。もし、実際このような場面に出会ったら、足がすくんで逃げることができなくなってしまうかもしれません。
 煙体験では、どこの建物の中に入っても先ず、非常口のマークを確認すること、また、常にハンカチかタオルを持ち歩くことや、煙に遭遇した時は、非常口を目印に低姿勢で行動することなどを教わりました。
 消火活動は、以外に難しかったです。こつも覚えました。でも、日常では使いたくないことですね。
 また、救急車の中も見せて頂き、消防車の説明の中で、はしご車(ビルの8階まで届く)の説明が印象に残っています。

小林
 
 10時から県庁正面で、土砂災害防止広報キャラバン隊の出発式に参加。素晴らしい天気に恵まれました。
 10寺40分頃より、大和前街頭広報。タオルとチラシ3枚組になったものを、一言添えて手渡す。以前より人通りも多くなり、やりやすくなりました。ぶんぶんボウルも参加で、少しは盛り上がったかしら。
 午後から、小松市民防災センターにて、所長さんより、昨年の7月豪雨や避難勧告を出す、難しさ。夜間になって出されても、避難しないこと等の、例を出しての話をし、身につまされました。
 第一に身の安全と、自助、共助で守ること。
 3Dの地震の映画は、リアルで、あんなに物がおちて来たり、倒れればたまったものではないと思いました。机に潜る、火を消す、戸を閉める、本当にどうしたらよいか、おろおろになります。
 その後、煙にまかれた部屋からの脱出や、消火体験もためになりました。今日のことが役に立たない日々であることを願ってやみません。