金沢河川国道事務所

広報活動(第2回)--平成30年9月28日(金)

 今回、9月28日に白山砂防科学館へ見学に来た小松市立苗代小学校5年生(総勢109名)の皆さんに、白山砂防女性特派員が広報活動を行いました。
 1班は、白山砂防女性特派員が作成した資料 「土砂災害」〜みんなの命を守るために〜 による動画や映像を使い子ども達に説明しました。
 2班は、白山砂防科学館で体験できる「土石流模型実験」を白山女性特派員が行いました。
 限られた時間の中での広報活動でしたが、子ども達は真剣に映像を見て時には驚きの声をあげたり、質問したりと、とても興味深く最後まで説明を聞いていました。
 白山砂防女性特派員として、とても有意義な経験になりました。

★参加人数★
 6名

★私たち白山砂防女性特派員が小学校へ訪問します!!★

《「土砂災害」についての出前講座》
 手取川流域の小学校を対象に、私たち白山砂防女性特派員が小学校に訪問して、近年増加している土砂災害についてや土砂災害に対する心構えなどの説明を行います。
 興味のある小学校は金沢河川国道事務所 流域対策課 までお問い合わせください。

  • ★広報活動★
      
 
小学生の皆さんに紹介される特派員
 
「土砂災害」について説明
 
「土石流模型実験」の様子
 
「風嵐裏谷砂防堰堤」を見学する子ども達
 
広報活動終了後、特派員も風嵐裏谷砂防堰堤を見学しました
活動報告

山口(敬)】【山口(昭)】【達田】【小林】【畠田】【餅井

山口(敬)
 白山砂防科学館で小学5年生を対象とした広報活動に参加しました。当日は、秋晴れの気持ちのいい日で小学生の皆さんも楽しそうでした。最初に科学館の職員さんが、土砂災害の全体的な話をわかりやすく説明されました。その中で「砂防(さぼう)」という言葉が「津波(つなみ)」同様、日本語から出来た世界共通語とのことで、目からうろこでした。日本は世界平均の20倍も土砂災害が多いので、工事の技術が優れているとのことでした。
 今回は100名以上の団体だったので、4班に分かれて4箇所の見学をローテンションで行うものでしたが、とてもスムーズに効率よく進めることが出来ました。職員の方と学校の先生との連携が素晴らしく、私たち特派員も参加しやすかったです。
 私は「土砂災害」の話をプロジェクターによる映像を見せながらの説明を担当しました。苗代小学校の皆さんは大変落ち着いて、マナーを守って聞いて下さったので助かりました。どうしたらより集中してきいてもらえるか、いかに分かりやすく説明するか、など課題はたくさんありますが、今後対象者が小学校低学年や中学生以上だった場合の資料の選び方・説明の仕方など、工夫が必要だと思いました。
 広報活動後に裏山にある風嵐裏谷砂防堰堤を私たちも見学しましたが、模型実験の実物を目の当たりにしてすごいリアル感がありました。苗代小の皆さんも、土砂災害の怖さや砂防工事の大切さを机上の学習だけではなく、実体験されたことで心に残ったのではと思います。
 白山砂防科学館の周りには、パワースポットでもある泰澄大使腰掛の岩がある岩根神社もありトレッキングも出来るので、とても有意義に過ごせる場所であると改めて認識しました。
 皆さんも是非気軽に足をお運び下さい。

山口(昭)
 昨年度作成した資料を参考に苗代小学校5年生の生徒さんに向けて広報活動をさせて頂きました。
 私は土石流模型実験を通して土石流について説明しました。初めはとても緊張しましたが、生徒さんが実験中「わぁー、家が流れてしまう!」などと反応がとてもよくて、自分も楽しく説明することが出来ました。
 この見学会を通して、私自身も改めて土砂災害について学び直す良い機会となり、久しぶりにドキドキした時間を過ごすことが出来ました。素晴らしい機会を与えて下さった皆様に感謝です。ありがとうございました。
 
達田
 見学会のお手伝いは今回が初めてになりますが、昨年資料づくりに参加していたので、小学生の皆さんに関心を持ってもらえ、理解できるような内容に仕上がっているのか大変気になっていました。
 言葉での説明よりも実際の動画を流す方が土砂災害の恐ろしさが伝わりやすいだろうと動画を流しましたが、こちらが思った以上に反応が良かったです。15分という限られた時間の中でも伝えたいことはたくさんあり、子ども達の年齢や理解度に応じて臨機応変に情報の取捨選択しながら伝える必要があるなと感じました。 どうしても画面を見ながらの説明になってしまったので、次回は極力子ども達と目を合わせながら反応に応じた説明が出来ればと思います。また、職員さんの話し方がゆっくりとしながらもメリハリがあってひきこまれるなと思いました。私も子ども達がより話に集中できるよう、聞き取りやすい話術を身につけていきたいです。
 今後何度か広報活動を実施後に、より短時間でわかりやすい資料に改訂ができると良いです。
 
小林
 約30名ずつ4回に分けて15分間で「土砂災害」について説明する。パソコンを操作する人と説明する人、二人一組で行う。かなり早口で話をしなければならず、画像とタイミングを合わせるのも難しかったです。
 もう一組の特派員さんはなめらかに話して15分ちょうどに終えられ、自分たちはどうなることかと心配でしたが本番はなんとか時間内に説明することが出来ました。小学5年生とあって静かに説明を聞いてくれました。身を守るのに役立てばと思います。
 
畠田
 今回は小学校5年生に土石流模型実験を使って、土石流の発生・被災する様子を再現して見てもらいました。模型は、砂防科学館周辺の地形で、風嵐裏谷というすぐ近くにある砂防堰堤でした。実際の風嵐裏谷砂防堰堤の見学もコースに入っていたので、子ども達にはより理解してもらえたと思います。
 見学会終了後に、私たち特派員も実際に風嵐裏谷砂防堰堤を見学しに行き、人間の小ささや土石流の大きさ、恐ろしさがより感じられ、堰堤の大切さを再認識しました。
 
餅井
 今回私は何の役にも及んでいないと痛感させられました。毎日資料を読んで練習していましたが、他の特派員さんはしっかりとした口調で上手に解りやすく説明され、肉付けもされていたので圧倒させられました。
 苗代小学校5年生の皆さんは、とても静かに真剣な眼差しで映像に見入っており、土砂災害の種類や避難方法、一人一人の大切な命を守るということの理解がいっそう深まったと思いました。