トップページ > 白山砂防女性特派員 > 第15期白山砂防女性特派員 > 第2回活動
【荒木】【伊藤】【國田】【小林】【達田】【畠田】【餅井】【山岸】 【山口(敬)】【山下】 【荒木】 清々しい空気の中でキャラバン隊の出発式が県庁で行われました。その後、香林坊大和前にて広報チラシやキャンペーン用品の配布です。 午後からは、まず手取川ダムに行きました。このダムは岩でできていて、とても不思議なダムという印象でした。 かわいいビデオ鑑賞の後、車に乗って移動し、ダムの下にある古い扉の前へ行きました。長靴、軍手、懐中電灯の装備をして、ダムの底へと皆で一列になって進みました。 一般の人が絶対に行けない場所へワクワク探検の始まりです。そこはまるでインディジョーンズの映画の世界の様でした。 最後は福岡第一発電所の見学です。ずっと前からカワイイ建物と思っていたので、中に入れて嬉しかったです。 中々できない体験をさせて頂き、家に帰ってからすぐに自慢しました。 【伊藤】 キャラバン出発式の後の香林坊大和前での街頭広報活動では、人の 流れも多く、スムーズに活動できました。 手取川ダムの見学は、私は2〜3回目でしたが、「最初のビデオは子供向けでとても分かりやすいです。」との説明でしたが、本当に分かりやすくてよかったです。 そして、初めてダムの下の中へ入りました。石灰石が溶けて鍾乳洞の中のように天井からぶら下がっていました。こんな場所を通って管理しておられるのだなーって改めて大変さを思いました。 福岡第一発電所も2〜3回目の見学でしたが、いつも外観の美しさに感心します。白山の恵みで手取川ダムがあり、私達は水不足を経験することなく生活できています。そして、発電所による電力も生活に欠かせないものです。もちろん、以前の大災害をふまえてのダムではありますが。そして、そこで管理に従事している多くの人のおかげで、生活用水、電力の供給を受けているのですね。 【國田】 今年も土砂災害から命と財産を守るための広報活動に参加し、多くの市民に呼びかけました。 何の団体だろうと興味深そうな人、急いでいるのに迷惑だというあからさまな表情の人、ご苦労様とねぎらう人など様々だけれど、いざという時に思い出してほしいと願いつつ手渡す。まるで瞬間の接触なので昨年同様「まずご自分の命を守ることから」の一言だけ添えた。突然の災害が人ごとでないとその時だけでも感じてほしいと願った。 手取川ダムの見学では、改めてその大きな役割につき学び、大きさや技術についても再確認できた。能登島にまで生活用水を運ぶための貯水、発電の役割を担って佇むダム湖は大きなロマンをも感じさせた。新緑と湖水の静けさの中の偉大な力を思った。 発電所では大きな音に十分な説明が聞けなかったが、発電の仕組みや家庭までの配電方法などまだまだ学びたいことがあることに気づかされた。 【小林】 香林坊大和前で、チラシとタオルを配りながら土砂災害防止月間を素早く伝えるには、目を合わせ、この人ならと思うと少し笑顔で近づき、バッグが大きめであることを確かめ、「6月は梅雨時、雨による災害に気をつけましょう。」と渡す。 何年かやっていると恥ずかしさもなくなり、沢山の人で同じジャンパーを着ていると勇気が出てくるもの。でもタオルがあるから受け取っていただけるのかな? 今回は二度目の隊長で、だいたいの事は前回と同様。白山市役所のように大勢の職員に迎えられる所や尾口や白峰・鳥越市民サービスセンターでは、言葉もなく、チラシを渡すのはなお難しかった。 今年も悲惨な災害が起こらない事を祈りつつ、6月1日が終わりました。 この土砂災害防止月間をどのように広めたらよいか?まずは隣人からと思わずにはいられません。 【達田】 @県庁でのキャラバン隊出発式の後、香林坊大和前にてキャンペーン用品を用いた広報活動を行いました。初めて参加しましたが、短時間での活動でしたのでただひたすら配るだけになってしまった気がします。 事前に配布するチラシをいただければ、もう少し印象に残る声かけができたのでは?と思います。 A手取川ダムと福岡第一発電所の見学 北は七尾市まで供給されている手取川ダムの水。 ダム操作室では、降雨だけでなく雪解け水による増水も見込んだ上で、放流量を決定・操作していると説明を受けました。 手取川ダムの次に福岡第一発電所に行きましたが、普段見る事のできない内部には過去に浸水した水位の表示がありましたが、昭和9年の水害 では天井近くにある丸窓の下まで浸水していただなんて思いもしませんでした。 手取川ダムができてからはこのような大きな水害は発生していないとの事。「ダム=地域の水がめ」の印象が強いのですが、大水害が発生したことのある手取川では下流の氾濫を抑えるための治水にもダムは重要な役割を持っているのだと改めて認識しました。 今回は2箇所の施設を見学しましたが、改めて砂防と治水の重要性を 感じました。 【畠田】 前回に引き続き孫がらみで危うく今回も欠席しそうでした。お昼から参加させて頂きました。手取川ダム管理支所には1度、機械パネル等を新型に変更する時に行った事があります。地下の通路は初めてです。 大きなダムの下へ入れる事自体すごい事なのに点検で入っている方々は大変だなと思いました。小さな鍾乳石、お皿にような形がおもしろかったです。 北陸電力福岡第一発電所は明治44年からそこにある古い建物です。当時は静かな町内にすごく個性的な作りで目立ったでしょうね。小さいながらも「長年”水力発電”というとても”エコ”なお仕事を続けている君はエライ!」と感じてました。メンテナンスの方々お疲れ様です。 ありがとうございました。 【餅井】 今年は綿入りの赤ジャンパーを着用していても、例年になく暑くもなく、とてもさわやかな気分での県庁前出発式となりました。毎年この時期は暑くて耐えがたい気温になるので、今回は身体にとっても助かりました。 キャラバン隊長を見送った後は香林坊大和前にて、防災月間の私のつたない説明と共にチラシとタオルをセットにして通行している方々に配布しました。今年はいつになく気分よく受け取って頂けました。 午後からは、私にとりましては3度目の手取川ダム管理支所への訪問です。3階の管理操作室からの景色はとってもよかったです。 ダムの放流時には、放流警報が手取川に設置されている76台のスピーカーからサイレンと共に「水を流します。」と放送されているという事で安全・安心を与えて頂いていますね。 いつもダムの湖面しか見ていませんが、今回はダム湖の下にある監査廊連絡通路の入り口から中に入り、高さ2m程、横幅は1m位のトンネルを通ってダムの底の底を中心部まで往復20分くらい歩きました。最初入り口から中に入った時点で、ヒヤッとした冷気は14℃位だったと思います。年中同じ温度で、夏場はとても涼しく感じられるそうです。ヘッドランプ身につけていましたが、なくても十分歩ける明るさでした。滅多に見学できる所ではないので、とても感動しきりでした。 その後、北陸電力の福岡第一発電所へ見学です。内部では、モーターの力強い音で、説明して下さった声が消された状態で全然聞き取れなかったです。 金沢河川国道事務所へ到着後に手取川ダムのダムカードをいただきました。思い出の記念カードとして大切にします。 ありがとうございます。ステキな一日でした。 【山岸】 朝のうち天候を心配していましたが、徐々に回復し午後には暑いくらいのお天気になり、気持ちのよい環境での活動となりました。 街頭広報活動では、例年人通りが少ないことが多く場所の変更を検討してみてはどうかという声が上がる年もありましたが、今年はそこそこ人通りがあり、広報活動としてはそれなりによかったのではないかと思います。 「今月は土砂災害防止月間です。これを機にご家族で災害時の集合場所など話し合われてみて下さい。」とお声かけしたところ、「ビラをもらって災害について考えてと言われて、わしらはどうすればいいんや?」など次々と質問され、返答に困ってしまった場面もありました。 まだまだ勉強不足だと実感すると共によい経験をさせていただいたと感じました。 午後の現場見学会では、ダムの下にある滅多に入ることが出来ない監査廊へ連れて行っていただき、貴重な体験をする事ができました。何年か前の活動では、右岸側のダム施工時の工事用道路跡等も見学させていただき、手取川ダム工事の規模の大きさを改めて感じたものでした。 説明にもありましたが、昨年は雪があまり降らなかったこともあり、夏場にいつ節水制限がされるだろうとひやひやしていたものでした。さすが手取川ダム、一度も節水を呼びかけられることもなく、一年を過ごす事ができました。手取川ダムに感謝感謝です。ダムの底に砂が堆積してきて、このまま行けばあと○○年ぐらいでダムの機能を失うような話も聞こえてきますが、メンテナンスにも配慮しながら一年でも長くダム役割が維持されることを願っています。 北陸電力(株)福岡第一発電所の見学は今回で3回目でしたが、今回初めて発電された電気がどのように運ばれ、どの辺りで主に使われ、残った電気はどのようになっているのかが恥ずかしながらわかりました。発電所の中は機械の音があり、なかなか質問しづらい状況だったのですが、外に出たときに他の特派員の方が質問して下さって、超基本的なことを今頃知った次第です。福岡第一発電所で発電された電気が、金沢市上辰巳町の石川総合制御所へ1秒で届くのには驚きました。 今後も知っている気にならないで、何事にも「なぜ?」という気持ちを忘れずに接していきたいと感じた活動でした。 関係者の方々、お忙しい中どうもありがとうございました。 【山口(敬)】 6月1日から始まった「土砂災害防止月間」のキャラバン活動に、小林さんと一緒に一日キャラバン隊長として参加しました。 県庁前での出発式では、知事メッセージの伝達や金沢河川国道事務所長さんからの激励をいただき、その答礼のために前に出たときは緊張しましたが、直前に特派員の先輩の方から「ゆっくりね!」とアドバイスをいただき助かりました。 日本では、険しい山が複雑に続く地形であること、急流の河川が多いこと、そして地震国であることで、毎年平均1,000件以上の土砂災害が発生しているとの事です。特に昨年は1,400件以上だったとの報告があり、驚きました。「ゲリラ豪雨」という言葉も今では耳慣れてしまいましたが、先日のテレビでは、ゲリラ的な雨雲発生は気象庁も予測困難だとありました。 今回の広報キャラバンの目的でもある「土砂災害から命を守る」ためにも、地域の危険区域や避難場所、避難経路を確認し、平生から備える事の大切さを再認識しました。 そして、私達女性特派員は活動を通して、一人でも多くの人にそのことを伝えなければならないと思いました。 【山下】 今回の第2回活動は、土砂災害防止月間広報キャラバン及び見学会でした。午前中は、県庁前で出発式を行った後、香林坊に移動して土砂災害防止の広報チラシを通行する方に配りました。平日だったので、いつもより人通りが少なく感じましたが、広報活動に参加した関係者の皆さんで歩き回り、歩行者や観光客の方に声をかけ、積極的にチラシ等を受け取っていただきました。こういった広報活動に参加することが少なかったので、今回参加していい経験ができましたし、多くの方に最近身近で起こる災害の恐ろしさなどを認知していただけたらいいなと感じました。 午後からは見学会ということで、手取川ダム管理支所と北陸電力福岡第一発電所へ行きました。手取川ダム管理支所は、普段近くを通っていますが入ったことがなく、今回初めて入りました。石川県で大きな浸水の災害等が起きないのも手取川ダムでの管理がしっかりされているからだと改めて思いました。なかなか体験できないロックフィルダムの検査路の中にも入り、とてもいい経験をさせていただきました。 次に、北陸電力福岡第一発電所へ行き、機材など丁寧に説明して下さいました。福岡第一発電所は一般の方も見学出来るみたいで、たくさんの資料や写真が掲載されており、とても分かりやすかったです。 今回の活動は、とても濃い一日でした。多くの経験ができ、有意義なものでした。 今後も様々な体験をして勉強していきたいと思います。