平成13年度第3回 
北陸地方整備局事業評価監視委員会 議事概要
  
1.日時 平成13年12月6日(木) 13時00分〜15時15分
2.場所 メルパルクNIIGATA
3.出席者
委員   : 丸井英明 委員長、伊藤孝二郎 委員、沖野外輝夫 委員、
北浦勝 委員、高山純一 委員、西澤輝泰 委員、山田圭藏 委員
北陸地整: 局長、次長、企画部長、河川部長、道路部長、用地部長 他
4.議事
(1) 砂防関係事業の再評価の審議
(2) 海岸事業の再評価の審議
(3) 道路事業の再評価の審議
(4) その他
5.審議結果

























 
(1) 砂防関係事業の再評価の審議
 以下の4事業について審議した結果、北陸地方整備局の再評価及び対応方針(原案)は妥当である。 
@ 常願寺川白岩砂防えん堤補強
○対応方針(原案)
・事業の継続
○意見
  ・白岩砂防えん堤、湯川第12号砂防えん堤は、大量に堆積した土砂が一気に流れ出た場合の甚大な被害を防ぐ基幹的かつ緊急性のある重要な施設であり、事業継続は妥当である。
A 常願寺川湯川第12号砂防えん堤
○対応方針(原案)
・事業の継続
○意見
・白岩砂防えん堤と同様
B 飯豊山系女川第4号砂防えん堤
○対応方針(原案)
・事業の継続
○意見
・昭和42年の災害事例からも、砂防は土砂災害を防止するうえで重要な事業であり、女川第4号砂防えん堤の継続は妥当である。
C 手取川甚之助谷地区地すべり対策
○対応方針(原案)
・事業の継続
○意見
・地すべりが発生した場合の下流への影響が大きく、必要性が高いため、甚之助谷地区地すべり対策の継続は妥当である。
D 全般に係る意見
・事業種ごとに費用対効果の算定手法が変わらざるを得ないので、それぞれの業種について適切な算定手法を検討すべきである。
・砂防・地すべり事業等の人命に関わる事業は、単なる経済的評価だけでなく人命も含めた総合的な判断が必要である。
(2) 海岸事業の再評価の審議
 以下の事業について審議した結果、北陸地方整備局の再評価及び対応方針(原案)は妥当である。
@ 新潟海岸保全施設整備事業
○対応方針(原案)
・事業の継続
○意見
・費用対効果については直接的な効果だけでなく、利用や環境などの便益をどう把握するかの研究を進めていくべきである。
(3) 道路事業の再評価の審議
 以下の3事業について審議した結果、北陸地方整備局の再評価及び対応方針(原案)は妥当である。
@ 一般国道8号 黒埼拡幅
○対応方針(原案)
・事業の継続
A 一般国道8号 長岡バイパス
○対応方針(原案)
・事業の継続(但し、渋滞ポイントである寺島交差点等の渋滞交差点の対策完了後に一旦中止する)
B 一般国道49号 亀田バイパス
○対応方針(原案)
・事業の継続
C 全般に係る意見
・評価する項目ごとに、B/Cを算定すべきではないか。
・環境に配慮して、騒音や緑化などにも考慮した計画としていただきたい。
・CO2の削減量を示すのに、ブナ林の面積に換算するのは誤解を招く恐れがあるので配慮が必要。