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北陸地方整備局 北陸ICT戦略推進委員会

令和4年度ICT活用工事報告会

令和3年度>>

▉ICT活用工事の事例紹介

 北陸ICT戦略推進委員会では、i-ConstructionにおけるICTの全面的な活用の、より一層の普及を図る取組の一環として、建設業に従事する技術者向けに「ICT活用工事報告会」を開催しています。
 報告会ではi-Constructionに関わる工事の好事例として、ICT施工(土工、舗装、河川浚渫、BIM/CIM活用、砂防工)など、i-Constructionに関わる工事から、活用のメリットや施工上での留意点・課題等を報告していただいております。
 なお、報告会は資料をWeb上に公表することで報告会とさせていただきます。


画像をクリックすると、報告資料のPDFをダウンロードできます。

<国土交通省 直轄工事部門> 
令和4年度インフラDX大賞
優秀賞
令和4年度インフラDX大賞
優秀賞
 敦賀港(鞠山南地区)岸壁(-14m)築造工事(その3)
(発注者:敦賀港湾事務所)
(受注者:東洋建設株式会社 北陸支店)    
 大河津分水路山地部掘削その14工事
(発注者:信濃川河川事務所)
(受注者:株式会社廣瀨)
 国道283号3号スノーシェルター上部工事
(発注者:長岡国道事務所)
(受注者:日本サミコン株式会社) 
 本体工のケーソンは、前壁と側壁にスリットを有し、片側のみフーチングがある左右非対称のため、浮遊時の安定性が低く浮遊状況に即応した安定性確保が求められた。そのため、ケーソン据付システムを活用し起重機船と連携させる事で、浮函の水平バランスを確保し効率的で高精度な据え付けを行った。  ICT土工に於いてICT建機から得られる情報やドローン、LSを活用により、現場のDX化を進め、かつシミュレーション技術も導入し手戻り防止を図るなどの生産性向上を図った。  狭隘な空間内かつ複数の架設機材を用いる現場条件を3D動画により可視化し、問題点の把握や具体的な施工イメージ,作業手順などを共有した。部材底部のずれによる隣接ブロックへの接触やクレーン使用時のクリアランスの限界等を抽出し対策を講ずることにより、的確で安全に架設作業を完了した。
 大河津分水路掘削土処理(分水西部地区)その2工事
(発注者:信濃川河川事務所)
(受注者:株式会社 曙建設)
 国道8号柏崎トンネル(山岳部)工事
(発注者:長岡国道事務所)
(受注者:安藤ハザマ・植木 特定建設工事共同企業体)
R3 湯川第15号砂防堰堤工事
(発注者:立山砂防事務所)
(受注者:中越興業株式会社)
 本工事は、大河津分水路改修事業”令和の大改修”による河道拡幅に伴い、山地掘削された土砂を分水西部地区の土地改良事業(圃場整備)の事業用地において受入れ、盤上げ(敷き均し、締め固め)を行う工事である。
 地元学生をインターンシップに受け入れICT用いたデータ処理を体験させることで、新たな建設業の魅力を伝え担い手確保に貢献した。
本工事は、国道8号柏崎バイパス事業のうち、柏崎市剣野地先から鯨波地先における柏崎トンネル(仮称)の施工を行うもので、主な工種は以下のとおり。
・トンネル工(掘削工、インバート工、覆工) ・坑門工 ・トンネル仮設備工 ・カルバート工 ・道路土工 ・排水構造物工 
■ICT土工(掘削・法面)を実施
 本工事は、湯川第15号砂防堰堤を施工する工事である。
 ICTを用いた砂防及び工事用道路土工や、TSを用いた出来高管理による安全性、生産性の向上を図るなど、現場条件に即した創意工夫に取り組んだ。
 朝日温海道路(勝木地区)改良他工事
(発注者:羽越河川国道事務所)
(受注者:株式会社富樫組)
五十里副離岸堤(No115)工事
(発注者:黒部河川事務所)
(受注者:株式会社 飯作組)
信濃川下流東新潟地区河道掘削及び新光町やすらぎ堤その9外工事
(発注者:信濃川下流河川事務所)
(受注者:株式会社 福田組)
 本工事は、朝日温海道路事業の工事として、道路改良を行う工事である。勝木地先では地盤改良工、立島地先では路体盛土63,600m3を施工する工事である。
■ICT土工(掘削・法面)を実施
 本工事は、下新川海岸における越波対策の一環として、下新川郡入善町五十里(No115)地先において副離岸堤の新設施工を行うものである。
 ICT技術の活用(ブロック据付け支援システム、ICT 施工現場端末アプリ)により、大幅な工程短縮・人員削減を実現するとともに、出来形管理における精度向上や作業の安全性向上を図り、無事故無災害で工期内に工事を完成させた。
 本工事は、信濃川本川下流における河道掘削及びやすらぎ堤の延伸工事である。
■ICT土工(掘削・法面、浚渫(BH)浚渫船)を実施
 R2水原維持管内待避場整備工事
(発注者:新潟国道事務所)
(受注者:福田道路株式会社)
七ヶ巻護岸災害復旧工事
(発注者:千曲川河川事務所)
(受注者:藤森建設工業株式会社)
R2能越道 中道路その13工事
(発注者:金沢河川国道事務所)
(受注者:株式会社 宮地組)
 本工事は、国道49号新潟県東蒲原郡阿賀町野村地内の待避場の整備工事である。
 TS(トータルステーション)を使用した施工管理、3D-MCグレーダを使用した路盤工、スリップフォーム工法(3D-MC)を用いたコンクリート舗装工といったICT施工やICT講習会など、情報化施工にも積極的に取り組み、生産性向上を図るとともに、地元高校生を招いての見学会や、要望の聞き取り、工事広報誌の配布や地域行事の参加などの地元活動を積極的に行い、担い手確保の取り組みや、建設業のイメージアップに貢献した。
 本工事は、施工延長約250mにわたり法覆護岸工、根固工を設置し、更には令和3年8月豪雨に伴う出水を受け法覆護岸工、根固工の補強を行ったものである。
■ICT土工(掘削・法面を実施 ※ICTによる水中法面整形)
 本工事は、能越自動車道「輪島道路」の輪島市三井町中~長沢地区においてICTを活用した道路改良工事である。
 現場見学会やインターンシップの受け入れ、ICT施工の更なる技術向上と人材育成工事にも取り組んだ。
■ICT土工(盛土)を実施
 
 R3湯沢維持管内防雪柵更新工事
(発注者:長岡国道事務所)
(受注者:町田建設株式会社)    
   
 本工事は、湯沢町神立地先において、路側の擁壁天端に設置された既設せり出し防止柵を撤去し、新たなせり出し防止柵に更新するものである。
 自動追尾TSとICT施工現場端末アプリを活用し、せり出し防止柵の支柱架設時における精度向上を図るための創意工夫に取り組んだ。
   

<地方公共団体等の工事・取組部門>
 
一般国道253号(三和安塚道路)今熊工区プレロード盛土(その2)工事
(発注者:新潟県)
(受注者:大陽開発株式会社)
山王川2号谷通常砂防工事
(発注者:石川県)
(受注者:株式会社高田組)
七尾港 ふ頭用地整備(大田西)工事(その1)
(発注者:石川県)
(受注者:株式会社川田組)
 軟弱地盤上での盛土工事のため、盛土の進捗と共に沈下が生じる現場条件の中、ICT土工を活用し高精度な施工管理を実施。今回工事を切掛に3Dデータ作成を内製化し、外注による待ち時間の解消と共に本社での書類作成など、会社全体で業務改革を行い生産性向上を推進した。  完成済み堰堤や現況地形との取り合いが複雑な構造物であったため、完成イメージの見える化をドローンによる起工測量と構造物の3次元モデルにより図った。
 ICT土工により、地盤改良工(バックホウ掘削)と盛土工を実施し、施工の効率化、省人化を図った。
主要地方道新潟中央環状線(貝柄地内その3)道路改良工事
(発注者:新潟市)
(受注者:株式会社水倉組)
内製化による3次元起工測量及び設計データ作成
(発注者:新潟市)
(受注者:株式会社廣瀨)
新潟県の取り組み
令和3年度 ICT活用工事普及・マッチング体験会
 ICT土工へ取組み、現場での丁張作業を省略するなど、省人化が図られた。  ICT土工技術を積極的に活用し、丁張設置時間を大きく短縮できた。
 ICT活用工事の普及に向けた課題として経営者の理解不足があり、経営者や管理職の理解を深めることを目的にH28年度より実施。令和3年度は、ICT活用工事の事例や製品等の紹介などの体験会を実施した。

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