お知らせ

記者発表
国営越後丘陵公園「第3回 国際香りのばら新品種コンクール」受賞品種が決定しました!

2009年12月16日

 国営越後丘陵公園は、ばらの香りを6種類に分類して植え込み、それぞれのブロック毎に違った系統のばらの香りを楽しめるばら園を持っています。香りの分類別に植栽されたばら園は世界初です。

 最近、香りに対する関心も高まっている中、国営越後丘陵公園では、香りのばら園」の魅力の向上を図るとともに、積雪・寒冷地から「進化するばらの香り−故きを温ね新たなる香りの発信−」をテーマに、国際香りのばら新品種コンクールを行っています。

 応募された苗はこの越後丘陵公園の試作場に植えられて、その後2年間は同じ条件のもとで試作場にて育てられます。そして毎年春と秋に、ばらや香りの専門家による審査委員会が厳正な審査を実施します。本コンクールで入賞したばらで特に優れたものは、越後丘陵公園で引き続き栽培され、その姿、形、さらに香りで、来園者を楽しませることになります。

 この度、平成19年度に募集をして、7ヶ国(日本・イギリス・ニュージーランド・デンマーク・フランス・ドイツ・アメリカ)の26 人の育種家から、55 品種の出品がありました「第3回国際香りのばら新品種コンクール」の審査を終了し、別紙のとおり受賞品種が決定しましたのでお知らせいたします。

 受賞作品は、来春の香りのばらまつり(5月下旬〜6月中旬)にご覧いただくことができます。また、同期間中に表彰式も開催する予定としています。

第3回 国営越後丘陵公園「国際香りのばら新品種コンクール」受賞結果(抜粋)

国土交通大臣賞(金賞を受賞した品種の中で最高得点を得た品種)
Entry No.28 S(シュラブ)系
品種名: 真宙 まそら
作出者:吉池 貞藏(岩手県)
審査概要:フルーティ、ティーの香りにフレッシュなオレンジ果皮ようの酸味がある。女性らしい甘さと親しみやすい清潔感がある調和のよい格調の高い香り。香り、花付き・美しさ、生育力等において高得点を取得し、多様な香りが調和し、各形質のバランスがすぐれていた。
新潟県知事賞(金・銀・銅賞を受賞した品種の中で“香り”部門での最高得点を得た品種)
Entry No.3 HT(ハイブリッド・ティー)系
品種名: 桃花 ももか
作出者:武内 俊介(千葉県)
審査概要:ティー、フルーティの香りに香料ゼラニウムようの甘さがある。柑橘のフレッシュな酸味をともなった上品で調和のよい優れた香り。香りの強さ・質の2項目の合計で最高点を取得。
長岡市長賞(一般来園者による人気投票で最も得票の多かった品種)
Entry No.36 F(フロリバンダ)系
品種名:ノース フレグランス
作出者:吉池 貞藏(岩手県)
審査概要:淡いクリームイエローの花にピンク色がさす色合いが、清潔感や可愛らしさを与え、また、ティー系の優しく親しみやすい香りは人に癒しを感じさせるレベルの高いものであった。
問い合わせ先
国土交通省 北陸地方整備局 国営越後丘陵公園事務所
総務課長 冨樫 博人
電話:0258-47-1471          
ホームページ:http://www.hrr.mlit.go.jp/echigo/