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Q13. 車の駆動方式って何?

凍結、積雪路では急激なハンドル操作やアクセル操作、急ブレーキ厳禁。慎重な運転が必要であることはどんな車でも共通したことですが、ここでは駆動方式別に特に注意すべき箇所について以下に述べます。

FF車

FF車

上り坂

坂を登るためにアクセルを踏み込むと駆動輪がスリップして登れないというケースがよくあります。上り坂では特にFF車は前輪の荷重が減少することから、そのような状況に陥りやすいといった特性があります。坂をスムーズに登るためには平坦なところから助走をつけ、できるだけアクセルを一定に保って登ってしまいましょう。


下りカーブ

下り坂では前輪に荷重がかかり、後輪の荷重が減少することから、グリップ力もそれに応じて、前輪が強く、後輪が弱い状態になります。チェーンを装着したFF車では特にその傾向が顕著になります。この場合車の挙動は極端なオーバーステアになり、下りのカーブではちょっとしたハンドルのきりすぎや急激なアクセルのオン・オフでスピンしてしまいます。アクセルを一定に保ち、カーブに合わせて少しずつハンドルを切るようにすると良いでしょう。


FR車

    FR車

上り坂

FR車は駆動輪にかかる荷重がFF車に比べて小さいため、積雪凍結路での発進時には後輪が空転しやすく、発進不能になることがあります。特に上り坂では注意が必要です。ただし、スタッドレスタイヤにチェーンを装着すれば、ある程度の坂でも発進することができます。

FR車は一般的にオーバーステアの傾向にあり、凍結、積雪路ではアクセル操作に気をつけないと簡単にスピンしてしまいます。特に上り坂では後輪にかかることで、平坦部よりもオーバーステアの傾向が強くなります。

わだち道

FR車は前輪が駆動しないので対向車を避ける時や脇道に入る時、雪のわだちを乗り越える時にうまくいかない事があります。


4WD車

    4WD車

下りカーブ

4WD車は発進性能や走行安定性では2WD車に比べ有利ですが、4WD車は2WD車に比べ車重が増加しているため、慣性重量が大きく、コーナリング性能や制動性能ではむしろ低下していると考えられます。 過信は禁物です。