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千曲川だより

 掲載日 2016/1/8

 

 

    平成27年度 高瀬川等水環境協議会が行われました

 

 平成27年12月24日(木)に、標題の会議の委員会が大町市役所において開催されました。
構成機関からは、例年どおり次の事項が報告されました。
  ■青木湖の水位変動の実績(H27)
  ■高瀬川下流で生じた瀬切れの状況(H27)
また、昨年度の委員会において,発足以来の対応を振り返って総括するために検討報告書をとりまとめる方針を確認していましたが,今回の委員会において報告書案が審理され,了承されました。
■この協議会の設立目的は、次の二つです。 
  1. 利用による青木湖の水位低下について大町地域の合意形成をはかること
  2. 高瀬川の瀬切れ解消状況の検証を行うこと
■構成機関は、次の5者です。
 大町市、長野県大町建設事務所、昭和電工(株)大町事 業所、北陸地方整備局千曲川河川事務所、同局大町 ダム管理所
■平成18年11月の設立以来、青木湖の減水が始めるこ  の時期に年に1回委員会を開催しています。
■千曲川河川事務所では、今後も当協議会を通じて関   係機関と協議を行いながら、高瀬川の水環境の改善   を推進していきたいと考えています。

(1) 大町ダム管理所からの報告
① 青木湖水位低下緩和対策  
  • H27年1/10~3/31の間、大町ダムから総量2,100万㎥を放流したことで、同湖の水位低下を満水位から4.95m低下に抑えることができた。(通常運用範囲の-9mの範囲内)
  • 今冬(H28年1月~3月)も、現在の大町ダムの貯水位が高いので、十分対応できる見込み。
② 高瀬川瀬切れ対策  
  • 平成27年は,高瀬川の流況が良く,瀬切れの発生はなかった(∵10月~昭和電工(株)常盤発電所の改築工事による取水停止等)
③ 大町ダム選択取水設備工事の情報提供 
  • 現場施工:平成28年4月から平成30年6月まで
    (工事仮設物設置により貯水位をE.L.882m以下に抑えた運用がなされる。そのため,①②の対策のための貯留が制限的となる。)
(2) 昭和電工(株)からの報告
  • H27年11月~12月までの間、定期的に高瀬側下流部の監視を行った。
    顕著な減水や瀬切れの発生はみられなかった。
  • 青木湖水位は、今冬(H27年1月~3月)は,常盤発電所及び広津発電所が改築工事中で取水がないため,一番低くなる3月末で通常運用範囲の満水位-1.0m~-2.0m以内となる見込み。
(3) 「高瀬川等水環境 検討報告書」について
  概要は,別途PDF版のとおり。→ 概要PDF版(494KB)
  検討報告書は,今回委員会において了承された。
 

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