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千曲川だより

 掲載日 2013/08/09

 

 

   
  
ネパール連邦民主共和国研修生が
  防災システムの視察に来ました
 

 平成25年8月7日(水)、千曲川河川事務所災害対策室にネパール連邦民主共和国研修生(道路局及び治水砂防局関係者)が視察に来られました。
今回の視察は、JICA研修「シンズリ道路維持管理強化プロジェクト 本邦研修」として、研修期間
7月29日から8月9日までに国土交通省関係機関等を視察する中で、道路・治水・砂防の行政管理、維持管理、災害対策などについて、日本の持つ先進技術を学び、シンズリ道路や他の道路への適用について考察することを目的としています。

当事務所での研修では、災害対策室で河川の防災対策の取り組みについて、次のとおり紹介しました。
@国土交通省としての防災関連システムの構築経緯
A水位・雨量観測所の整備状況
B観測装置が常時正常に稼働していることが不可欠であることから保守点検の重要性・電源の
 バックアップ体制
C過去の洪水履歴などから予測値をシステムで考慮していること
D地域毎に地形的要件や気象状況など対策の講じ方

防災関連システムについては
@統一河川情報システムによる水位・流量等の現況状況の監視・予測
A洪水予警報等作成システムによる気象庁と共同での関係自治体への洪水予報等の通知を
行い、速やかに避難勧告・避難指示の判断に資するための情報提供の実施
などを紹介しました。

研修の風景  信濃川水系について説明

防災関連システムの操作体験については
@統一河川情報システムを実際に閲覧画面にて、水位等の時刻水位・流量の経過を見て頂き
 ました。
A河川管理用のCCTVについて、実際にカメラを上下左右動かしたり、ズームしたり遠隔操作を
 体験していただきました。
統一河川情報システムの概要説明 CCTV遠隔操作の体験 

研修生にお聞きしたところ、ネパール連邦民主共和国の雨量観測所は5局程度はあるということですが、日本のような規模での台数整備はされていないため、洪水予測などのシステム構築はまだ開発途上ということでした。

 最後に、防災関連システムの整備状況・視察を終え、自国での災害対策等に今回の研修の成果を活かしていっていただければ幸いです。
 ネパール連邦民主共和国研修生の皆さん、研修お疲れ様でした。
熱心に聴講

 
 ネパール連邦民主共和国研修生の皆さん

 

 

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