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千曲川だより

 掲載日 2012/11/05

 

 

中学生が千曲川河川事務所で職場体験学習をしました


 10月18日(木)と19日(金)の2日間にわたり、長野市立櫻ヶ岡中学校2年生の渡辺君と依田さんが千曲川河川事務所で職場体験学習をしました。さらにその翌週の10月25日(木)と26日(金)には、長野市立川中島中学2年生の小林君と上野君もこの職場に来てくれました。初日は出張所での体験でした。


 櫻ヶ岡中学の二人は中野出張所のパトロールカーに乗り、河川巡視を体験しました。中野出張所は村山橋から湯滝橋下流までの千曲川38kmの管理を担当しています。左右岸あわせると76kmになりますので、今回はすべてを巡視できませんでしたが、中野出張所長とともに小布施橋から上今井橋下流までの要所を確認しました。

 篠井川樋門では排水機場の機能などを学びました。立ヶ花橋付近では小布施橋付近と比べ川幅が極端に狭くなっていることを実感しました。上今井橋下流では、川幅を拡げると同時に、その土砂を下流の築堤工事に活用していることを知りました。出張所に戻ってからは巡視報告書を作成し、特段の異状がなかったことを記録しました。

篠井川樋門 小布施橋下流右岸 立ヶ花水位観測所 上今井橋下流工事現場


 川中島中学校の二人は長野出張所管内を巡視しました。長野出張所の管理区間は、篠ノ井橋から村山橋の千曲川と、犀川のうち千曲川合流点にある落合橋から両郡橋までです。今回は犀川をパトロールしました。落合橋から両郡橋までは約10kmあり、今回は左右岸約20kmの巡視をしてもらいました。

 まずブロックヤード現場を見学し、コンクリートの養生には高温多湿がよいと教わりました。ここでは犀川左岸で予定している川合新田護岸工事で河床に設置する5tブロックを現地製作しています。犀川右岸の遊歩道ではウォーキングやジョギングを楽しむ方々とすれ違いながら、堤防などに異状がないか点検しました。残念ながらいくつかのゴミを見つけました。
ブロックヤード ゴミを発見 ロープの破損を発見 CCTVカメラ操作


 二日目は、午前中に過去の水害や、災害派遣隊、防災通信機器などについて講義を受けた後、午後は機械の専門職とともに現場に出動し、災害対策車両の実働訓練に参加しました。さらには樋門の操作も体験しました。今回は秋晴れの爽やかな天気の中での体験学習でしたが、実際に排水ポンプ車の実働や、樋門の操作をするような場面は、悪天候で視界の悪い中、雨具を着ながらの作業となるはずです。大雨のときは今回の職場体験を思い出してくれればと思います。

 排水ポンプ設営の様子(動画20秒)
 ポンプの最高出力(動画20秒)

排水ポンプ車・照明車の実働訓練 樋門操作実習

 公務員はデスクワークが多いと思われがちですが、河川に関する仕事ですので現場での業務もあります。中学生の皆さんには河川事務所において日々行われている河川行政の一端を知ってもらえたかと思います。

 

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