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千曲川だより

 掲載日 2012/8/1

 

 

水生生物調査体験レポート


 7月31日(火)夏休みらしい天気の中、千曲市立戸倉上山田中学校の生徒と一緒に、水生生物調査に参加させていただきました。

 これは生息している生き物の種類を調べ、その川の水質を判定するものです。きれいな水を好む生き物もいれば、汚れた水でしか生きられない生き物もいるのです。

今回の調査箇所 千曲市戸倉(大正橋下流) 戸倉上山田中学校科学研究部のみんな

 さて、水生生物調査といっても魚類を調べるのではなく、石の裏で生息している昆虫などを調べます。捕まえ方ですが、石をひっくり返したときに流される生物を、あらかじめ下流で待ち構えているザルやタモの中に収めます。そのときにめくった石を軽く撫でると、石に付着している生物も下流に流されて、ザルが見事に捕獲します。

 ザルが捕らえるのは生物のだけでなく、石や葉っぱや木屑なども含まれます。これらの中から生物だけを抽出して白いバットに移し替えます。そうすると標本写真と実物を見比べるのが楽ですし、個体数も数えやすくなります。

まず石をめくり、水生生物を捕獲する
写真と照合し、生物の種類を特定する

 きれいな水に分類されるカワゲラ類やヘビトンボがいくつか確認されました。今回の水生生物調査の結果によると、大正橋下流の千曲川はきれいな水と判定されました。

 普段なかなか見慣れない形状の生物が、川の底には生息していることがわかりました。今回多く確認されたトビゲラの幼虫などはザザムシと呼ばれていますが、ザザムシは細かいゴミを食べることにより、川の水質を浄化しているようです。

 水生生物調査は、夏休み中の中学生の協力を得て、千曲川河川事務所管内4箇所で実施されます。

                                                 (調査課 大倉)
                                             

 

 

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