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千曲川だより

 掲載日 2012/06/28

 

 

   
  防災エキスパートと千曲川河川事務所の若手職員が
合同巡視を実施しました

 

 これからの梅雨及び台風による出水の季節を迎えるにあたり、公共土木事業に永年携わった経験をもつ「防災エキスパート」と呼ばれるボランティアとともに、千曲川河川事務所管内に存在する洪水時に危険度が高いと予測される重要水防箇所を巡視しました。 
 洪水が発生した際の水防工法選定や巡視の観点などのノウハウが千曲川河川事務所の若手職員に伝授されることにより、より一層の知識向上が図られるよい機会となりました。

 千曲川河川事務所の4出張所管内において4日間の日程で合同巡視が実施され、防災エキスパート延べ31名、職員延44名が参加し、活発な意見交換がなされました。


(1) 松本出張所管内(6月7日)


(2) 戸倉出張所管内(6月18日)


(3) 中野出張所管内(6月25日)


(4) 長野出張所管内 (6月27日)


 エキスパートの皆様からは、河岸洗掘箇所では「上流に水制式に付き出しを入れるか、水防訓練を兼ねて川倉などを入れて流れを河川中央に誘導してはどうか」いったものや、暫定堤防箇所では「当面の水防対策として堤防拡幅部を造り水防活動スペースを確保することや水防資材を現地に備えてはどうか」といったものなど、箇所毎の対処方針について意見を頂きました。

 また、危険箇所全般について、「災害時に備えて応急対策協定業者と危険箇所巡視を行い、対応方法を確認しておくべき」という意見や、「河川内の立木により出水時の確認ができない箇所については立木伐採を行われたい」という意見など、過去の経験で養われたノウハウをお聞きすることができました。

 今回の合同現地調査で頂いた意見などを参考にして、これからの出水対応に備えて行きたいと思います。


【防災エキスパート】
 防災エキスパートとは、地震、風水害など大規模な災害時または発生の恐れがある場合に、迅速、確実、効果的に対処するため、これまで公共土木施設の整備、管理等に長年携わり、一定のノウハウを持った人達に、公共土木施設の被災状況の情報収集や地域の災害対策活動にボランティアとして協力いただき、被災地域の一刻も早い復旧を目指すものです。
 現在、千曲川河川事務所管内では23名が登録されています。

 平成18年7月豪雨による千曲川、犀川の出水では、現地状況把握並びに応急対策工への助言、水防団等への指導等に延べ26名に支援をいただきました。

 

 

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