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千曲川だより

 掲載日 2011/10/03

 

 

千曲川河川事務所建設労働災害防止大会を開催
「危険予知 慣れた作業は再確認 守る安全 家族の笑顔」
「全員参加で危険予知 みんなで目指そう ゼロ災害」

 

 北陸地方整備局では、毎年9月の第4週を「建設労働災害防止週間」と定め、建設工事における労働災害の防止に向けての活動や啓発等を行い、より一層の安全衛生水準の向上に努めています。
 千曲川河川事務所では、9月29日(木)に「建設労働災害防止週間」の活動の一環として、主に工事現場等での安全確保を目的に、建設労働災害防止大会を開催しました。
 本大会には発注者をはじめ、千曲川河川事務所が発注する工事や作業の受注者、発注者と受注者で組織する工事安全対策協議会の役員等の62名が参加し、今後本格化する河川工事について、官民一体となった建設労働災害の撲滅に向けた意思統一を図ったところです。

佐近工事安全対策協議会会長の挨拶 大会に出席された方々


【建設労働災害防止大会の内容】

 大会では、佐近工事安全対策協議会長(千曲川河川事務所長)の挨拶の後、北陸地方整備局管内で発生した平成23年8月までの事故の発生状況や、各地区工事安全対策協議会を代表して中野地区工事安全対策協議会の安全活動報告を行い、建設労働災害の現状や安全パトロールによる具体的な取り組みなどについて報告・紹介がなされました




【安全スローガン・安全宣言採択】

 大会に先立ち、今年度の安全スローガンの応募が、9社・12名から26編ありました。その中から優秀スローガンが2編選ばれ、表彰者からスローガンを提案していただき、全員で採択しました。

 続いて、受注者を代表として、藤森建設(株)大塚秀昭氏が、安全宣言を提案、満場一致で採択されました。




● 危険予知、慣れた作業は再確認!
   守る安全、家庭の笑顔!

  (株)鹿熊組 石坂 浩志 氏
          (写真向かって左側)


● 全員参加で危険予知 みんなで目指そうゼロ災害

  川中島建設(株) 横田 和之 氏
          (写真向かって右側)

安全管理優良請負者表彰を受けた
且ュ熊組のご担当者
安全宣言を提案する大塚秀明氏
(藤森建設工業)
優秀スローガンの復唱

                        安 全 宣 言

 千曲川河川事務所発注工事等の労働災害防止については、日頃より、千曲川河川事務所工事安全対策協議会として、安全講習会や定期的な安全パトロール等を通じて、その根絶に鋭意取り組んでいるところである。
 今日、建設業界は、建設投資の減少、価格競争の激化などにより、地域の建設業を取り巻く経営環境はかつてない厳しい状況となっているが、一方では一層の効率性や生産性向上が求められている。
 建設業を取り巻く環境がどのように厳しくなろうとも、地域における建設業は、社会資本整備の担い手、緊急時や災害時における応急復旧対応など、地域の経済・社会の発展に欠かす事の出来ない役割を担っており、地域を熟知する建設業の健全な発展は必要不可欠であるとともに、建設労働災害の撲滅は最も重要な課題である。
 工事現場では、熟練労働者の不足及び高齢化、機械化施工の進展により工事現場での作業員と機械の混在、昨今の異常気象による緊急的な対応など、労働災害発生の危険性は従来にも増して高まっており、僅かな気の緩みも絶対に許されない状況にある。
 このような状況のもと、無事故、無災害を実現するために、安全施設の設置だけに頼ることなく、日々の朝礼やミーティング等において、作業員一人一人に安全意識の高揚をうながし、併せて心身ともに健康で、安心して働ける快適な職場環境づくりを行うなど、工事現場の特性に応じたきめ細かな安全対策に取り組むことが必要である。
 私達、千曲川河川事務所工事安全対策協議会は、本大会を契機として、新たな決意のもと、なお一層の現場の安全管理に努力し、官民一体で建設労働災害の撲滅に取り組むことを宣言する。

                     平成23年9月29日
                     平成23年度千曲川河川事務所工事安全対策協議会
                                           建設労働災害防止大会


講演「建設業における労働災害防止について」】

 長野労働局 労働基準部 主任労働衛生専門官 宮島暢久氏を講師にお迎えし、「建設業における労働災害防止について」と題して講演をして頂きました。
宮島氏からは、建設業における労働災害の特徴や長野県内における労働災害発生状況の紹介の他、今後行われる第62回全国労働衛生週間(10/1〜10/7)でのスローガン(「見逃すな 心と体のSOS みんなでつくる 健康職場」)を踏まえ、本年は東日本大震災の発生により放射線の影響についても留意する必要があるため、その正しい知識と対応について紹介頂きました。  


【講演「出水時の緊急対応に関する活動について(出水特性と災害協定)」】

 今年の気象の特徴として、停滞する前線や台風による局地的大雨が頻発し、各地で被害が生じています。今後も河川工事の現場では、急な河川水位の上昇など、予測が難しい気象状況下での作業には注意が必要です。
 このような状況から出水時や緊急時の対応について万全を期すため、北陸地方整備局から浮須流域・水防調整官を講師に、長野県を含む北陸地方の地形と降雨特性、千曲川における出水状況、先般7月に発生した新潟・福島豪雨における状況や水防活動等について紹介がなされました。 


【これからが河川工事の本番、事故ゼロに向けて】
 非出水期に行われる河川工事がこれから本格化します。千曲川河川事務所では、ゼロ災害で工事が完成するよう、受注者のみなさんと協力して事業を進めてゆきます。よろしくお願いします。

 

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