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千曲川だより

 掲載日 2011/08/29

 

 

須坂市総合防災訓練が実施されました
〜町ごとの連携と協力を再確認〜

 

 8月最後の日曜日となった28日、須坂市の相森中学校グランドにて、須坂市主催の総合防災訓練が実施されました。

 今回の訓練は次の想定の元で展開されました。「長野地方気象台から大雨洪水警報が発令され、八木沢川や千曲川が増水。内水被害の危険性が高まっていたところに、震度7の地震を須坂地区で観測。家屋の倒壊や火災が発生。また豪雨により緩んだ地質に地震の揺れが加わったことにより土砂災害も発生、交通途絶により集落が孤立。」
 当日は、朝8時という時間帯にもかかわらず、照りつける太陽は真夏並みで、防災服とヘルメット姿の参加者は、暑さにも気を遣うことになりました。

レスキュー隊 炊き出し訓練
 
 今年3月に発生した東日本大震災や、栄村での地震被害の記憶が生々しく残っており、訓練内容に新たな視点を取り入れたことが今回の訓練の特徴です。防災行政無線など既設の情報通信網の活用はもとより、今回は普段市内を走り回っている郵便局の集配バイクやタクシーの機動性を活かして、災害情報の収集を行う試みが行われました。また、避難所生活が長期化することも想定して、プライバシーに配慮する簡易型パーティションの配備を試行しました。
 さらに市と区の情報連絡体制強化のため、区が作成した「地域防災マップ」、「地域見守り安心ネットワーク」などで、避難誘導や安否確認をスムーズに行う訓練も実施されました。

避難所用簡易型パーティション 郵便局集配バイクも訓練に参加

 防災訓練を終えて三木須坂市長からは、「日頃からのコミュニケーションを大切にすることや、各町の協力が欠かせない」といった講評があり、中村区長会長からも「自分達の町は、自分達で守る意識が大事」といった強い意気込みが聞かれました。

救命講習 煙体験ハウス

 総勢850名規模で行われた今回の訓練ですが、今後市内の様々な団体が、普段の仕事の中で培った技術や経験を、万が一の時に大きな支援の輪として機能できるように継続して実施することが重要です。
                                           (参加者 用地課 春原)

 

 

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