〜より美しくよりきれいな河川を目指して〜
信濃川水系水質汚濁対策連絡協議会千曲川流域部会が開催されました

　平成23年7月12日（火）に千曲川河川事務所において、国土交通省（千曲川河川事務所、松本砂防事務所、大町ダム管理所）、長野県の関係部局（河川課、水大気環境課、生活排水課、環境保全研究所）、流域市町村のブロック代表4市（長野市、上田市、佐久市、松本市）が出席し、平成23年度信濃川水系水質汚濁対策連絡協議会千曲川流域部会（部会長：千曲川河川事務所長）が開催されました。

　当協議会は、水質行政と河川行政とが調整を図り、水質汚濁防止対策を積極的に推進することを目的として昭和47年に設立され、平成17年度からはより地域に根ざした活動や円滑な情報把握を目的として、新潟県内と長野県内にそれぞれ信濃川流域部会と千曲川流域部会が設けられました。
　以来、協議会や流域部会の場を通じて、水質調査と水質汚濁に関する情報交換や流域の皆さんの生活や環境に重大な影響を及ぼしかねない水質事故の対応強化を図るなど、水質保全対策に努めてまいりました。

　今回の部会では、平成22年の水質事故の発生状況やその分析を事務局から説明し、各ブロック代表からは平成22年度に実施した河川合同パトロールなどの活動実績について報告がなされました。さらに、平成22年度事業の経過について了承を受けた後、平成23年度の事業計画として、水質事故訓練を11月頃上田ブロックで実施することや、水質事故防止のためにより一層の注意喚起や啓発活動等の広報活動を実施するなどの事業計画が承認されました。
　また、本年度は優良団体として松本市から推薦のあった「麻績村宮本区」を千曲川流域部会として運営委員会へ推薦することが了承されました。

　千曲川河川事務所では、今後も協議会を通じて関係機関と連携しながら、河川美化活動の啓発や水質事故時の円滑な対応など千曲川・犀川等の水質汚濁対策を進めて参ります。皆様方におかれましても美しい千曲川・犀川となるよう、河川を利用する際にはゴミを残さないなど、河川愛護にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。