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千曲川だより

 掲載日 2011/02/23

 

 

「笠倉築堤事業」に必要な用地の取得を進めています

 

 千曲川河川事務所管内には、全国的にも希な無堤防地区が存在しており、昭和56年、57年及び平成18年の相次ぐ出水により、浸水被害が発生したためその解消に向けて、中野市立ヶ花下流部で集中的に治水事業を展開しています。
その中で、唯一工事に着手されていなかった豊津笠倉地区についても、平成22年度から築堤事業が行われています。




 こういった工事の着手にあたっては、構造物が築造される場所はもちろんのこと、工事用車両が通行するための道路や、工事資材を仮置きする場所などの事業用地の確保が不可欠になります。住宅や倉庫などが移転の対象となる方々も多く、また土地に関わる権利が複雑な場合もあり、土地の取得まで長期間に渡ることが懸念されていました。

 このため、笠倉地区の用地取得について、平成22年6月から土地所有者等の団体である「笠倉築堤地権者会」と本格的に協議を開始して、用地の補償に関する主な基本事項については、地権者会から選出された「地権者会役員」の方々と協議を進めてきました。




 その結果、用地の標準取得価格や立木補償の方法といった基本的事項について、極めて円滑に地権者会役員の方々と数回に渡る協議が進み、平成22年11月に地権者全体説明を開催して合意することができました。この合意内容を踏まえて、各土地所有者の方々とは個別に用地提供のための補償契約をお願いし、土地の引き渡しを受けてまいります。


 当事務所といたしましては、少しでも早期に事業の効果を発揮させるため、既に用地の引き渡しを受けた上流側から樋門工事に着工し、順次下流に向かって築堤工事を行い、平成26年度の完成を目標として事業を進めて参ります。
 用地をご提供頂いた土地所有者、耕作者の方々及び地権者会役員の各位に対し、この場をお借りして改めて御礼申し上げますとともに、今後とも築堤事業にご理解とご協力をお願いいたします。

 

 

 

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