掲載日 2010/09/02
北陸地方整備局 管内事業研究会及び建設技術協会表彰でトリプル受賞しました
北陸地方整備局では、職員の技術力向上と技術の普及に寄与することを主な目的として管内時事業研究会を行っており、今年も7月28日から29日にかけて、新潟市の北陸地方整備局にて開催されました。
この事業研究会では、イノベーション(コスト縮減、品質確保、新技術、維持管理)、アカウンタビリティ、環境など7部門ごとに募集され、応募総数123題の中から、7名が最優秀賞、12名が優秀賞、6名が技術協会特別賞を受賞し、北陸地方整備局ホームページに表彰論文と講評が掲載されました。
千曲川河川事務所からは3名が発表し、2名が優秀賞を受賞しました。
表彰論文一覧はこちら(PDF書類103KB)
<優秀賞>
イノベーション(維持管理)部門=「住民参画による河道内樹木伐採 〜全国に先駆けた公募伐採の取り組み〜」本論文は、公募による住民参画によって河道内樹木の伐採を行い、コスト縮減を図る取り組みで、全国に先駆け平成17年度から試行を重ねてきたものであり、伐採木の蒔燃料としての有効活用も図られており、先験的かつ公益性の高い取り組みが評価されました。
発表論文(PDF書類約1.2MB)
プレゼンテーション資料(PDF書類約2.0MB)
河川管理者による伐採 | 公募により一般の方々が伐採 |
環境・雪部門=「外来種対策と河道内樹木管理技術の確立(維持管理コストを大幅縮減)〜河川生態学術研究の河川管理への応用〜」
本論文は、河川の流下能力阻害となり、河川管理上の重大な課題となっている河道内樹木の管理技術に関するもので、外来植物の繁茂に対して抑制効果もあり、他の河川にもたいへん有用であることが高く評価されました。
発表論文(PDF書類686KB)
プレゼンテーション資料(PDF書類約1.1MB)
応用前(外来種が繁茂) | 応用後(冠水頻度の向上で在来種が優先) |
また、北陸地方整備局建設技術協会の表彰として、提案されたアイデアにより実用化が図られ、創意工夫に富んでいるものに贈られる「アイデア賞」を、もう1名が受賞し「トリプル受賞」となりました。
環境・雪部門=「住民から「無駄」と言われた河川環境整備 水辺の楽校復活へのアプローチ 〜ハイブリッド護岸による親水池の復活PDCA〜」
発表論文(PDF書類約1.2MB)
プレゼンテーション資料(PDF書類約1.4MB)