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千曲川だより

 掲載日 2010/05/19

 

 

第77回春の河川一斉パトロールが行われました

〜千曲川・犀川の美化に、ご理解とご協力をお願いします。〜

 


 河川一斉パトロールは、河川の浄化対策の一環として長野県下の河川で一斉に、毎年春と秋の年2回実施しており、千曲川・犀川流域においても信濃川を守る協議会(※)の主催による「第77回河川一斉パトロール」が5月13日(木)に実施され、千曲川河川事務所管内の4ブロック(長野・上田・佐久・松本)には、当事務所からも3ブロックに合計13名の職員が参加しました。

●長野ブロック

 長野ブロックでは、国・県・流域5市5町6村・6警察署外各関係機関62団体から125名が8班に分かれて参加し、開会式の後、班ごとに千曲川及び犀川のパトロール及びゴミの回収等の作業を行いました。
長野ブロック開会式風景 ゴミの回収作業状況
投棄されていた大量の家庭ゴミ 回収・集積されたゴミ

 朝方降っていた小雨も晴れ、ひとまず天気には恵まれましたが、時折吹きつける季節外れの冷たく強い風に悩まされながらの作業となりました。
 長野ブロック全体では、ペットボトルや弁当の空箱、古雑誌等の一般ゴミのほかタイヤ6本、自転車2台、テレビ6台、冷蔵庫2台、洗濯機1台バイク1台などの大型の投棄ゴミなど合計約2tを回収しました。
 また、事務所職員6名が参加した班では、例年のパトロールではあまりゴミが捨てられなかった場所に大量の家庭ゴミが投棄されており、回収車両には収まりきらないため、後日回収することとしたものなど、過去3カ年の回収量は依然として横ばいでゴミは河川敷に捨てられ続けています。


●上田ブロック

 上田ブロックでは、戸倉出張所の職員をはじめ関係機関の職員約20名がパトロールを行い、河川内からペットボトル、空き缶などトラック2台分のゴミを回収したほか、不法に投棄されていたバイク1台は後日改めて回収することとして終了しました。
 
上田ブロック開会式風景 ゴミ回収作業

●松本ブロック

 松本ブロックでは松本出張所の職員がパトロールに参加し、梓川左岸(中央橋から八景山まで)を、上流と下流の2班に分かれ、パトロール及びゴミ拾いを行いました。比較的上流側の方がゴミは多く、下流側では例年多く見られるコンビニ弁当や空き缶等は少なくなり、上流下流合わせてトラック2台分弱程度の回収量でしたが、栄養飲料等のガラス瓶を砕き堤防法面に投棄されているたいへん悪質な事例も確認され、これについては後日回収作業を実施することにしました。
   
パトロール及びゴミ回収作業 堤防に不法に投棄されていた粉砕されたガラス瓶

 河川は人々に潤いをもたらす水と緑の貴重な空間であり、河川敷は公園、運動場などに利用され、河川を流れる水は、私たちの生活に欠かすことのできない水道や農業、工業等の様々な目的に利用されています。
 この貴重な財産である河川からゴミがなくなり、美しくきれいな千曲川・犀川になるよう皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。


※信濃川を守る協議会
 信濃川水系に係る河川の沿川に所在する長野県41市町村・新潟県14市町村で構成し、河川の水質の保全や水質汚濁防止などの各種活動を行っています。

 

 

 

 

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